人気ブログランキング | 話題のタグを見る

mitsukiのお気楽大作戦


手作り雑貨と原チャリ放浪と雑学で綴る、実践お気楽ライフ
by sweetmitsuki
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新のコメント
記事ランキング
カテゴリ
フォロー中のブログ
ライフログ
検索
タグ
以前の記事
ブログジャンル
画像一覧

べこ in Tokyo

べこ in Tokyo_e0078674_21262570.jpg諸事情がありまして、埼玉県の所沢の更に北にある三芳町という所まで通う事になったのですが、この辺りは牛が多いですね。
幹線道路を走っているぶんにはそんなに目につかないのでしょうけど、一歩裏道に入ったら、壊れたトランペットのような美声と目に沁みるような香りが、否が応にも所在を知らせてくれます。
目に見えるのではなく五感で感じてしまうのです。
牛がいるのだから搾りたての牛乳が飲めるだろうと期待してたら、生乳は衛生管理が難しいので大手の牛乳屋さんに全量納めて自分の所では販売しないのが常識なのだとかで、がっかり。
それでも世の中にはモノ好き奇特な方がいらっしゃって、採算度外視で搾りたて牛乳の販売をしているのではと思い検索してみたら見事にhit!しかも通勤ルートからそれほど外れていない場所にその牧場はありました。
東京23区内に唯一残る牛舎、小泉牧場さん(詳しくはコチラ)がそれで、残念ながら牛乳ではなくアイスミルクの即売ですが、それでも精いっぱいの努力の賜物なのですから感謝して頂きましょう。
実をいうと、検索過程で都市型酪農が慢性的に抱えている問題を告発し、畜産動物の福祉に取り組んでいるサイト(詳しくはコチラ)に辿り着きまして、窮屈で不衛生な牛舎での生活に耐えるため抗生物質で薬漬けにされ、農薬がたっぷり撒かれた輸入飼料を食べて育つ乳牛の実態を知り、牛乳を飲むのが怖くなってしまい、更には我が国の食の未来にも真っ暗なものを感じてしまったのですが、小泉牧場さんで飼われている牛たちを見てその不安は払拭されました。
牛舎はきれいに掃除が行き届いていて、牛そのものの臭いさえ気にならなければ腐敗臭はなく、経済動物というよりペットとして育てられているような雰囲気が牛たちのリラックスした仕草や表情から感じられます。
何よりも牧場には狭いながらも牧草地やパドック(放牧場)まで整っていて、それらの設備がコンパクトに収まっているのが私の琴線を奏でまくりです。
広大な土地のあるアメリカやオーストラリアには、そこで育つ牛の自由さでも、商品としての牛の価格ででも敵わないのでしょうけれど、大都会の片隅に本物以上に本物らしい大自然のミニチュアを作り出してしまう日本人のしたたかさがあれば、酪農の未来も、わが国の食の未来も明るいのではないのでしょうか。
そう思いながらアイスミルクをたいらげたのでした。
べこ in Tokyo_e0078674_22593025.jpg

そういう訳で通勤途中で見聞きした愉快で楽しい物件を紹介するカテゴリ、ところざわ彩遊記を立ち上げてみました。
最初の一回目が所沢ではなく東京都区内の練馬というのがアレですが、イイカゲンがデジカメ持って歩いてるような私のやる事ですからご容赦を。

おまけ
べこ in Tokyo_e0078674_23485966.jpg

マイリアルワーク
マンションの屋上にある広告塔
このような物を作っているのでした。

by sweetmitsuki | 2009-06-06 21:46 | お出かけドリフト | Trackback | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2009-06-07 21:49
こぼれたミルクがアイスになった^^。
Commented by sweetmitsuki at 2009-06-08 22:19
ここの前は今まで何度も通ったのですが牛がいるなんて気付きませんでした。
まだまだ全然知らない事が沢山です。
人生いたるところに青山ありですか。
名前
URL
削除用パスワード
<< バッティングセンターでうどん こぼれたミルクに泣かないで >>