数学的妖怪譚

高校生の時、数学の授業で二乗するとマイナスになる数、虚数というのを習いました。
ブログに書くので、うろ覚えではマズいと思い、調べてみたのですが、高校の頃、数学の成績は決して悪い方ではなかった筈なのに、今になって読み返してみても何が何だかさっぱし分かりません。
と、いう訳でうろ覚えのままでいきます。
確か何かの方程式を解くための記号だったと思います。
二乗するとマイナスになる数なんて、この世に存在しないのですが、その、何かの方程式を解くためにある筈のないものを「ある」という事にしとかないと計算が出来なくなるので無理矢理作ったのだそうです。
e0078674_1828365.jpgつまりそれはこういう事でしょうか。
いつの時代でも、子供は川で遊ぶのが大好きで、親としては、子供が川で溺れたり、不慮の事故に遭ったりしないか心配でたまりません。
ところが子供に「フリョノジコ」とかいっても分かりませんから、「カッパ」という、いる筈のないものを「いる」という事にして注意を促すのです。(もっとも、最近の川にはカミツキガメとかアリゲーターガーとかガチでヤバいものが棲んでたりするそうですけど)
眼に見えるものだけが真実ではなく、ある筈のないものでも「ある」とされているものには、それなりの意味があるって事なのかも知れません。
もちろん文部省は、そんな事を高校生に分からせるために数学の授業で虚数を教えている訳ではないのでしょう。
しかし、大工仕事に使う釘を糠に入れておくと漬物が色よく美味しくなるように、本来の用途以外の目的で使っても便利なもので世の中は溢れています。
だいたい、虚数が何の問題を解くのに必要なのか忘れてしまい、調べても分からなかった事を後悔する日などこの先訪れないでしょうから、そういう風に捉えておいた方が得ってモンです。
e0078674_18271922.jpg夏なので何か怪談めいた話を考えていたのですが、私、霊感とかそういうの全然ないみたいで、不思議な体験とか、一度もした事ないんですよ。
しかし、高校の授業でさえ、ある筈のないものをあると教えているのですから、これから先の人生、ある筈のないようなものに遭遇する日がやって来るのかも知れません。

それから、「糠に釘」ということわざは、やっても無駄であるという意味で、本来の用途以外の目的で使っても便利なものという意味ではありません。
そんな事、誰も間違ったりはしないと思いますが念のため。
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by sweetmitsuki | 2009-09-06 18:30 | おどろけー | Trackback | Comments(8)
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Commented by kaneniwa at 2009-09-07 01:35
「糠に釘」 の新解釈、素晴らしいです。
この本来の用途以外の使用というものが
私は大好きなんです。

Excel という計算表ソフトで俳句を作りまくって
同じ句を作らないように作成日と季語別に分類して整理している
私の知り合いの存在など、Excelの作成者である
ビル・ゲイツが知ったらびっくりするでしょうね。

逆に、あらゆるものが凶器としても使用されているわけで、
よく三面記事に出てくる 「バールのようなもの」 というのは
まさにバールなどの工具なんでしょうが・・・

浄土真宗のご本尊の阿弥陀如来 の絵像(掛け軸)は
裏書きに 「方便法身」 と書いてあるのですが、
やっぱり 「方便」 でも形にすることによって
子どもでもそこに手を合わすことができますからね。

BYマーヒー
Commented by saheizi-inokori at 2009-09-07 09:18
「初天神」に出てくるキンボウはお小遣いをくれないと「糠にションベン」をすると親を脅し、川に落ちると河童に尻小玉(ってなんでしょうね)を抜かれるといわれると「そういうナンセンスで子どもを脅そうとする大人に日本は任せられない」と言います。
あ、これもうろ覚えでした^^。
Commented by sweetmitsuki at 2009-09-07 20:14
マーヒーさま
糠に釘は、高校生の頃、でたらめことわざ辞典というのを書いていて、当時を思い出しての引用です。
その中に「転石苔を生さず」働き者は何時も清潔である、というのがあって、後になって調べてみたらこれは元々英語のA rolling stone has no moss.ということわざの和訳であって、イギリスでは確かに「落ち着きの無い者は何も身に着かない」という意味なのですが、アメリカでは私のでたらめ解釈通りの使われ方をしているので、文化の違いを感じさせられました。
どっちでも、読んだ本人にとって含蓄があればそれでいいのだと思いますけど。
Commented by sweetmitsuki at 2009-09-07 20:25
佐平次さま
こまっしゃくれた子供といえば、親に桃太郎の本当の意味を諭す子供が出てくる噺がありますね。
私としては、芥川龍之介の「桃太郎」が大好きなので桃太郎ってそんな話だったのかって勘繰ってしまいますが、これも観た人の捉え方次第ですよね。
Commented by antsuan at 2009-09-07 23:03
そういう教え方をしてくれれば、数学も少しはましな点数を取ったでしょうに。ザンネンだー。
Commented by saheizi-inokori at 2009-09-08 08:47
>でたらめことわざ辞典というのを書いていて、当時を思い出しての引用です。
ぜひ、もっと思い出してください。
楽しいなあ!
Commented by sweetmitsuki at 2009-09-11 21:24
あんつぁん
数学はパズルを解くのに似た楽しさがあって、高校生の頃は純粋に数学を楽しいと思ってたのですが(でも計算は苦手だったので成績はイマイチでした)そんな自分の面影は、今はもうどこにも見当たりません。
月日の経つのは恐ろしいですねー。
Commented by sweetmitsuki at 2009-09-11 21:31
「情けは人の為ならず」ということわざも意味を間違えて使ってる人が多いので有名ですね。
でも、昔と今とでは違う意味で使われていることわざも結構あるようで、一概に間違いとは言えないのだそうです。
ことわざだって言葉なのだから、時代と共に変化してゆくのは当然なのかも知れませんね。
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