mitsukiのお気楽大作戦

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これはあの世の事ならず

前々回のブログ内容に誤りがあったので謹んでお詫びすると共に訂正致します。

辻神という、道辻で他愛のない会話をする見知らぬ人の口を借りて、何か重要な言葉を投げかけてくれる神様がいるのだそうです

e0078674_13222373.jpg確かに、辻占といって、偶然そこを通った人々の言葉を、神の託宣と考える占術は古くから日本にあり、万葉集などの古典にも登場するのですが、これには細かい儀式があって誰の言葉でも良いという訳ではないそうです。
でも、考えが煮詰まって頭ギチギチになってる時に偶然耳に入ってきた見知らぬ人の言葉から解決の糸口が見つかったという話は、私自身の体験談だけではなく、有名な発明家の伝記にもしばしば登場するので、あながち莫迦にしたものではないのではないのでしょうか。
それから、辻神というのは悪霊、邪鬼の類でいわゆる善神ではなく、辻占とも関係がないそうです。
辻というのは交差点の事で、交差点で事故が起こりやすいのは科学が発達した現代でもあまり変わりはありません。
それらの災いは辻神の仕業と考えられ、昔の人は辻神を退治してくれる、塞の神様を崇拝しておりました。
路傍のお地蔵さまもそのひとりで、確かに四つ辻の角に人間の姿をした影が見えれば道往く人の注意を促す事になり、その結果事故は減るでしょうから、これも決して非科学的な迷信ではないのでしょう。
さて、お地蔵さまにまつわる不思議なお話が、東京・板橋区の西光寺にあります。

e0078674_13211579.jpg昔、大谷口村に心優しいお百姓がいました。明日は村挙げての田植えの日で畔代づくりに一生懸命励みましたが半分も出来ませんでした。困っていると、どこからか若いお坊さんきて「代かきが出来なくてお困りのようですね」と優しく声をかけて去って行きました。一夜あけ、田んぼに来てみると、すでに田植えは終わっていました。そして田んぼの泥が点々と草原に消えていました。跡をたどるとお堂があり石地蔵がお立ちになっていて、腰から下は泥だらけでした。お百姓はお地蔵さんが代がきをつくり田植えをしてくださったと涙ながらにお礼を申し上げました。大谷口村の人々はその後、このお地蔵様を『代かき地蔵尊』とあがめて、あつくお祭りをしました。

板橋区立郷土資料館 より。尚、画像のしろかき地蔵は同博物館のレプリカです。本物は上の画像のお堂の中にあり、格子が邪魔でうまく撮れませんでした。
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by sweetmitsuki | 2009-09-23 13:05 | おどろけー | Trackback | Comments(2)
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Commented by antsuan at 2009-09-23 22:53
寿福寺にある仁王様は、なんでも明治始めの排仏毀釈の時に鶴岡八幡宮から歩いてお越しになったそうで、そう考えるとこの世とあの世はやっぱりつながっているのではないかと信じたくなります。
Commented by sweetmitsuki at 2009-09-24 19:00
あんつぁん
唐沢俊一という作家のエッセイにこういう話があるのですが、、彼のイトコがさる人形作家の家に泊まった時、夜中に目を覚ますと枕元に並んでいる人形のひとつが踊りを踊っていたそうです。
あくる日、その事を話すとその人形作家はあっけらかんとした表情で「あ、ごめんね。アレは踊るのよォ。困ったもんだよ、ったく。」
と答えたそうです。
世の中には不思議な話があるのですね。
中にはインチキもあるのでしょうけど、私は金銭問題やその他の損得が絡まない限りその手の話は信じる事にしています。
だってその方が楽しいですから。