mitsukiのお気楽大作戦


手作り雑貨と原チャリ放浪と雑学で綴る、実践お気楽ライフ
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プロペラ

第二次世界大戦が終わって今年で65年になりますが、最近、あちこちでこんな言葉をよく耳にします。
「日本人は戦争について語る時、食べるものがなくて大変だったという話しかしないが、もっと戦争が起きた理由について考えるべきだ。」と。
確かにそうかも知れません。そういう時代の節目に来ているのでしょうか。
もっとも、同じ事をいっていても、ある人は「日本は戦争において加害者なのに、被害者であるかのような態度でいるのはおかしい」といい、ある人は「あの戦争は自存自衛のための戦争だった」といい、そこから意見は大きく食い違って来るのですけれども。
しかし私は天邪鬼なので、敢えて時代の流れに逆らって、人とは違う話をしてみたいと思います。
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(調布飛行場に現存する掩体壕と当時格納されていた代表的な戦闘機「飛燕」。ドイツ・ダイムラーベンツ社の技術をもとに国産化した液冷エンジンを搭載し、高空能力に優れ、もしもこのエンジンを100パーセント稼働させられる資源があれば歴史は変わっていたかもしれないともいわれている陸軍の傑作機)
戦争が起きる理由はそんな単純なものじゃないと誰かに叱られたとしても、やはり私は、食料やエネルギーを自給出来ない国が、戦争に走るのだと思うのです。
最近の話でいえば、2003年3月20日に勃発したイラク戦争だって、随分と御立派な大義名分を掲げていましたが、結局のところ、アメリカが中東の石油資源を確保するための戦争だったとしか考えられません。
日本にしたって、そもそも幕末の頃、アメリカの軍艦が浦賀に侵入してきて、不平等条約を調印させられた事による損失を補填させる必要がなければ、軍艦を江華島に侵入させ、朝鮮(当時の国号)に不平等条約を押し付けなくても済んだのではないのでしょうか。
すべてがそうだったとはいいませんけれども、日本は食料とエネルギーを自給出来ないからこそ戦争に踏み切り、食料とエネルギーを自給出来ないから戦争に敗れたのですから、戦争が起きた理由と、食べるものに不自由した当時の人々の証言を切り離して考えようとする最近の風潮を、私はどうしても好きになれません。
変わりゆく現実の中、「記憶」が「記録」に置き換えられ歴史の1ページに整理されてゆくのは仕方のない事として、せめてこのくらいの抵抗を試みても、悪い事にはならないでしょう。
e0078674_13301088.jpg
(三浦半島の突端に設置されているデンマーク・ミーコン社製の風力発電装置。この2基で一般家庭の約250世帯が消費する電力量を賄える。同じプロペラなら、こっちの方が断然いい)
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by sweetmitsuki | 2010-08-15 06:16 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(6)
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Commented by saheizi-inokori at 2010-08-15 21:51
琉球のように薩摩に虐げられ食うものとて飢えるか否かぎりぎりでも非武装でいた“国”もあるのですね。
日本がそれを許しませんでしたが。
Commented by greenagain at 2010-08-15 23:44
「食料、エネルギー、土地を奪うために戦う」と、はっきり言うとストレートすぎて内外から賛同を得られないので「自衛のため戦う」「○○を守るため戦う」という大義名分を使うのだろうと思いました。言葉を変えただけの表現ですが。
Commented by sweetmitsuki at 2010-08-16 20:59
佐平次さま
沖縄がアメリカとの併合を拒否して日本に復帰したのは、日本には平和憲法があるから戦争に遭わなくて済むという希望があったのですが、アメリカの基地は沖縄に今もなお残存したままです。
8月15日は天皇が降伏を国民に公表した日で、降伏文書に調印した9月2日、あるいはサンフランシスコ講和条約の発効により、国際法上、日本の戦争状態が終結した1952年4月28日が終戦の日だともいわれていますけど、本当の意味での戦争はまだ終わっていないのかも知れません。
Commented by sweetmitsuki at 2010-08-16 21:34
みどりさま
戦争はどれもそうなのかも知れませんけど、戦争が起きた理由というのはものすごくややこしくて、単純に「あの戦争は○○だった。」といえるものではない、と思うのです。
日本の場合、土地を奪ったのは事実なのですが、そこは冬になるとマイナス40℃にも達する厳寒の地で、そこへ日本政府は国民を騙すような手口で開拓民を送り込んだのです。
食料やエネルギーのためではなく戦争のための防波堤として。
ですから当時の日本人は被害者でありながら加害者でもある。
当時の事を知らない私たちとしてはスッキリしないのですが、安易にスッキリした答えを見出してはいけないと思うのです。
Commented by antsuan at 2010-08-17 10:50
阿片戦争もそうなんですか。ベトナム戦争も? そしてアメリカの独立戦争も、食料やエネルギーを自給出来ない国がおっぱじめた蛮行なんですね。mitsukiさんらしからぬ歴史考察にがっかりしました。

生態学上、男(雄)は女(雌)を支配あるいは掠奪しようとする生き物です。その規模的延長上に戦争があるのではないかと思うのです。
逆に言えば、掠奪、強姦のない戦争は"戦争"というべきではなく、"反乱"、あるいは"平定"というべきです。
大陸に行った日本軍は慰安婦を連れていったことからも分かるように、現地の人民を支配あるいは掠奪する意思はなく、内乱を平定する目的で進軍したのです。それは日本軍が退却後の、支那大陸あるいは朝鮮半島で起こったむごたらしい出来事からしても明らかでありましょう。
記憶が記録に置換わる前に、今こそ、そうした"しっかりとした分類"をするべき時ではないでしょうか。
Commented by sweetmitsuki at 2010-08-17 15:01
あんつぁん
ベトナム戦争については後日、考察を述べますが、アヘン戦争、アメリカ独立戦争の起きた19世紀半ばというのは、およそ100年続いた小氷期の終盤にあたり、この間、世界中の各都市で河川が氷結したという記録があります。
つまり、当時は世界規模での異常気象により人類は慢性的な食糧危機に直面していたのであって、それを抜きに歴史を語る事は出来ないと思うのです。
これも、後日補足します。

日華事変は暴徒鎮圧でって戦争ではないと、戦時中日本は喧伝していましたが、結局のところ、日本は世界をどう変えたかったのでしょうか。
アメリカ、イギリスは一部の金持ちが農民や工員を奴隷のように扱っている悪い国だと国民に説明していましたが、資本主義はダメ、社会主義もダメなら、どうすれば世の中は丸く収まるのか、理想が現実になるのかという計算なり考えがあったとは思えないのです。

あの戦争は何だったのかと、改めて考え直してみると、多くの日本人を含む罪のない人々が食べるものがなくて苦しんだ戦争だった、という結論しか出て来ないのです。
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