mitsukiのお気楽大作戦


手作り雑貨と原チャリ放浪と雑学で綴る、実践お気楽ライフ
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そばの怪異2

e0078674_20451272.jpg江戸時代、そばの定番料理といえばちくわを乗っけた「しっぽく」と、海苔を乗っけた「花巻」でしたが、明治になってきつねとたぬきが登場すると、これらの料理はメユーから姿を消してしまい、今ではお目にかかることがありません。
それはどうしてでしょうか。私なりに考えてみました。
満腹感、というのを感じるのは、料理の量ではなく血糖値なのだそうです。
そばは血糖値が低いので、そばを食べても満腹感を感じることが少なく、落語の「そば清」のように、そばならば何杯でも食べられるという人は少なくないのですが、血糖値が上がりやすい揚げ物を一緒に食べる事で満腹感を手っ取り早く得ることができるのだそうです。
人間というのは怖い生き物で、一度油っこい食事の味を覚えてしまうと、もう二度と元の淡泊な食生活には戻れません。
そば屋のメニューからしっぽくや花巻が消え、代わりにたぬきやきつねが活躍するようになったのは、そんな理由からなのではないでしょうか。
それならば、きつねとかたぬきとかいう、妖しげな名前がついているのも、何となく察しがつきます。
油は、食用としてではなく、燃料や灯火として人びとの暮らしに欠かせないものですが、だからといって、血糖値の高い食事や、過度な暖房や、夜更かしのための照明が、どうしても生活のために必要かというとそうではなく、それはむしろ健康を脅かす、不要で有害なもののはずです。
ですが人間というのは恐ろしい生き物で、一度贅沢な暮らしを覚えてしまうと、もう二度と元の質素な生活には戻れないのです。
油は、人から正常な判断力を奪う、魔性の力を秘めているのではないのでしょうか。
そういえば、ろくろ首は長い首を伸ばして行燈の油を舐めるといいますけれど、灯油が高価なのは今も昔も同じで、ろくろ首とはさぞや恐ろしい妖怪だったに違いありません。
明治の頃、たくさんの人が食べ物に困っていた時代、安価な食材を使い少ない量で満腹感を得ることのできるきつねやたぬきは魔法の食べ物で、発明した人は神だったに違いありません。
ですが栄養の摂り過ぎから病気になる人が珍しくはない現代社会、ヘルシーなしっぽくや花巻が見直されても良いのではないのでしょうか。

・・・と、ここで格好よく記事を終わりにできればよいのですが、私も粋ぶってそば屋に行き、せいろを手繰って帰ってきた後、無性に油っこいものが食べたくなる躯体の衝動を抑えることができません。
人間は一度通ってしまった道を後戻りすることができないのです。
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by sweetmitsuki | 2013-11-01 21:31 | おどろけー | Trackback | Comments(8)
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Commented by saheizi-inokori at 2013-11-02 10:21
私も昨日間違って唐揚げを食べてしまいました。
定食の下にナス炒めと唐揚げ二つ書いてあったのでメニューを指さして「ナス炒め」といったら両方ついてきたのでした。
ウマかった^^。
Commented by sweetmitsuki at 2013-11-02 20:46
佐平次さま
来年はナスを植えてみようと思っているのですが、ナスは水やりが難しいので自動給水装置を自作すべく今からプランを練っています。
来年の目標は「モトが取れる家庭菜園」です。
Commented by antsuan at 2013-11-02 21:32
そば屋は昔の喫茶店だったと云うのを聞いたことがありますが、満腹感にならないところは、まさに喫茶店にふさわしいと思います。
スタバとかドトールとか、ちっとも落ち着かないあちら風の店に対抗して、そばの喫茶店が外国では流行るのではないかと・・。
Commented by sweetmitsuki at 2013-11-03 08:05
喫茶店の定番メニューといえばナポリタンですが、ソースに使われるトマトは、日本はほとんどがF1品種なのに比べ、近年海外では伝統的なエアルームトマトの人気が高まっているそうです。
大量に収穫でき品質も安定したF1は日本が世界に誇る科学技術の結晶ともいえるものですが、個性豊かなエアルームの魅力も捨てがたく、来年は挑戦してみたいと思っています。

そばのコメントを頂いてるのに家庭菜園の話ばかりしてすいません。
Commented by chaiyachaiya at 2013-11-03 21:08
ちょっと違うかもしれませんが、・・・知り合いの方が言うには・・・徹底して自然食品(それもまた、定義がそれぞれまちまちですが)しか、子どもに与えぬ方が、時折、「我慢できねえ、か、菓子パン食いてえ」と、コンビニにひとり走るとか。
私にしても、たまに、おジャンクおやつに麦酒で、夕飯として、悦に入ったりです。
昭和三十年代、ニッスイの魚肉ソーセージ喰らい、ややあって、ロッキード事件の報道を見聞きしてきた世代は、どうしようもないのだという説ありです。ううう。
Commented by sweetmitsuki at 2013-11-04 18:39
chaiyachaiya さま
私がお人形を手放せないのは、幼少時にオモチャを与えてもらえなかったからなのと同じようなものでしょうか。゚( ゚^∀^゚)゚。
その昔、今では高級食材の鯨肉が学校給食に出されてたなんて、夢のようです。
Commented by chaiyachaiya at 2013-11-04 19:01
私は、リカちゃん欲しかったんですが、ねだってねだって、何故か、スカーレットちゃん、だったかな、マイナーな外人さんぽいお人形、与えてもらったんでした。(昭和三十年代^^;)
四十過ぎてから、ヨーカドーで自分で買った、よしとくたいこうとかきゅうげつ、じゃない、男雛女雛、居間に飾りっぱです。
日に日に、お人形の髪は伸び、お口が開いています。なんて、冗談です(^◇^;)が、バッタもん平安装束カップルいてくれて、嬉しいんです。
Commented by sweetmitsuki at 2013-11-05 06:02
雛人形って、昔は百人一首とか平安絵巻に出てくるような真ん中で分けて下で結んだ髪形をしてたと思うんですけど、いつの間にか結髪になってしまいました。
あの髪形は皇室行事でも採用されてるので正統なものなのでしょうけど(^~^;)
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