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mitsukiのお気楽大作戦


手作り雑貨と原チャリ放浪と雑学で綴る、実践お気楽ライフ
by sweetmitsuki
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雀百まで踊り忘れず

雀百まで踊り忘れず_e0078674_4535268.jpg
中秋の名月の翌日、やたらと月が大きく見えるので、あとで聞いてみたら、スーパームーンといって、月が最も地球に接近する日で、それで大きく見えるのだとか。
それでその日の翌朝、夜明けとともに西の空に沈んでいく月を撮ってみました。
満月でもなければスーパームーンでもないのですが、青い空に白い雲、その雲と同じくらいに白い月というのは、宵闇に映える月とはまた違った雰囲気があります。
気が付けば空があんなに高くなって、雲が細くたなびいて、もうすっかり秋です。
雀百まで踊り忘れず_e0078674_57239.jpg秋といえば収穫の秋、食欲の秋で、宵待月にもお酒は欠かせないものですが、お酒は実は雀が作ったという古くからの伝承があるのだそうです。
御先祖さまのお墓やお地蔵さまに、ご飯がお供えされているのを雀が啄ばみ、食べきれないので竹の切り株に貯めておくと、雀の唾液によってご飯が発酵し、それが自然とお酒となり、偶然それを見つけた人が呑んでみたら美味しかった。というもので、この伝承は琉球にもアイヌにもあるのですが、中国や朝鮮にはないのだそうです。
まあ、考えてみれば、あんましきれいな話ではありませんから、そんな伝承が古くから伝わっているのは日本だけなのかもしれません。
余談ですが「雀百まで踊り忘れず」と「昔取った杵柄」はぜんぜん違う意味で、前者は若い頃に覚えた悪い癖を指し、後者は子供のときに習った良い躾けを意味するものらしく、どちらも死ぬまで変わらないことに変わりはないのですが、確かにぜんぜん意味が違います。
ですが、私も今の今まで、同じ意味のことわざだと思っていました。
実際、日本を訪れた外国人が、野鳥が人をまったく恐れず、まるで、お酒に酔っているかのように千鳥足で歩いているのを見て驚いたという話を何度か聞いたことがあります。
雀百までといっても、雀はそんなに長生きはしないのですが、それでも、百年前の雀と、今の雀と、そしてこれから先の百年後の雀も、同じような暮らしを営んでいくのでしょう。
月にしたって、中秋の名月も十三夜の月も、スーパームーンも普通の月も、昨日の月も今日の月も明日の月も、百年前の月も百年後の月も、そんなに変わりはないのでしょう。
実は私、去年の今頃は入院してまして、病院のベッドから中秋の名月を見てました(当然お酒も呑ませてはもらえませんでした)。
それにくらべ、今年は忙しくて中秋の名月もスーパームーンも見ることが出来ず、こうして朝に消えかかった月を眺めただけだったのでした。

by sweetmitsuki | 2015-10-01 05:55 | ぬくぬく引きこもり記 | Trackback | Comments(4)
Commented by saheizi-inokori at 2015-10-01 10:40
猿が噛んだのが酒の始まりという説もありますね。
明空にかかる月を眺めるなんてすばらしいですよ。
ご自愛の上、いろんな月を眺めましょう。
Commented by sweetmitsuki at 2015-10-01 19:57
佐平次さま
私は呑んだことがないのですけど、貴腐ワインなるというものがあるそうで、酒の起源というものはわからないみたいです。
秋の味覚といえば、ハチノスがあるみたいですけど、私はそんな危険を冒してまで、ハチノスを味わいたいとは思いません。
まあ、イナゴは彼岸花の観賞ついでに、少し持ち帰り、釜茹でにして頂きましたけど。
Commented by antsuan at 2015-10-07 12:12
科学的な現象を、スーパームーンなんて横文字で大袈裟に言わず、単に大きな満月でいいじゃないかと思うのですが、年々歳々、月を観る時の想いが違っている自分に驚かされます。
Commented by sweetmitsuki at 2015-10-13 06:02
あんつぁん
スーパームーンを日本語でいうとどうなるのかいろいろ検索してみましたけど。
超月、大満月、顔寄り月、漲月などと、どれもいまいちです。

ちなみに日本では月で兎が餅をついてるように見てる人が多いですが、中国では、男が木にぶら下がってるように見えるそうです。
昔、正直爺さんが善行のご褒美に月に連れて行ってもらい、黄金の葉が茂る小枝を持ち帰り、それを見た欲張り爺さんが、同じように月に行き、どうせなら太い枝が欲しいといって、今でも頑張ってるそうです。
似てるようで違うのが日本と中国ですね。
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