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mitsukiのお気楽大作戦


手作り雑貨と原チャリ放浪と雑学で綴る、実践お気楽ライフ
by sweetmitsuki
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不思議だけれど本当の話

不思議だけれど本当の話_e0078674_16531036.jpgわが国初の貨幣、和同開珎は秩父産の銅で造られ、採掘跡のある黒谷には高さ5メートルのモニュメントが建てられています。(詳しくはコチラ
日本史にはいわゆる「青銅器時代」という区分は無く、銅製品が日本人の生活必需品となった時代は存在しません。弥生時代に用いられた青銅器は、すべて海外からの輸入品で、わが国で銅が鋳造されるようになったのはかなり遅く、8世紀に入ってからです。(詳しくはコチラ
古代、中国や朝鮮で華々しく芽生え、繁栄を極めた青銅器文明が、わが国に伝わらなかったのは何故でしょう。
わが国は四方を海に囲まれていて、情報が遮断されていたというのは誤りで、古代人の造船技術は侮れないものがあり、わが国は航路を通じて海外と活発な交流がありました。
すでに石器時代にはわが国の黒曜石が大陸に輸出されているので(詳しくはコチラ)青銅器時代にも同様の流通があったと考えるのが普通です。
わが国には資源がなかったというのも誤りで、かつてわが国は世界一の産銅国でした。(詳しくはコチラ
不思議だけれど本当の話_e0078674_17515858.jpg実は銅を採掘すると、鉱毒が流れ出して辺りの生き物がすべて死滅してしまうのです。
そして青銅器の鋳造には大量の薪を必要とするので、森林は伐採されあっという間に丸裸になってしまいます。
事実、青銅器文明のあった地域は、現在見るも無残な砂漠になっています。
そして何より、銅は精錬時に亜硫酸ガスを発生させ作業に携わる人を死に至らしめるので、人が人の生殺与奪権を持つ国でなければ、青銅器は作れないのです。
当時わが国は縄文時代で、階級格差はそこまで進んでおらず、青銅器文明への移行は不可能であった、というのが定説です。
しかしそれなら、どうして縄文人は青銅器人に滅ぼされなかったのでしょうか。
青銅器は装飾品や生活用品としての価値もさる事ながら、武器としてその最大の真価を発揮します。
わが国の豊富な銅を狙って青銅器人が攻めてきたら、石槍しか持ってない縄文人は、あっという間に皆殺しにされ、従順な者だけが奴隷として銅の精錬で短い生涯を送らさせられてしまったでしょうに。
不思議だけれど本当の話_e0078674_18144530.jpgわが国で古くから信じられている、森や泉に神さまが宿っているという精神文化は、森を枯らし泉を汚して文明を築いた青銅器人のものである筈がないですから、私たち日本人は煌びやかな青銅器より、緑に萌える森や透き通る泉を美しいと感じる縄文人の末裔に違いありません。
わが国に稲作が伝えられ、緩やかに弥生化するまでの間、縄文人はどこの国からも侵略を受けることなく平和に暮らしていたと考古学的には考えられているのですが、どうして武力を持たない縄文人が生き延びる事が出来たのか、それは未だ謎のままです。
もしかしたら私たち現代人が忘れてしまっているだけで、古代よりわが国は武器を使わないで侵略者を退散させる不思議な力を持っているのかも知れません。
不思議だけれど本当の話_e0078674_17593599.jpg

今日のお昼はコンビニのおにぎりでした。
地域限定でここでしか味わえない逸品です。

by sweetmitsuki | 2009-01-25 17:00 | 古代史でポン | Trackback | Comments(2)
Commented by antsuan at 2009-01-25 21:48
大学で地球科学を専攻していましたので私は知っていましたが、日本が資源国であることは意外と知られていないのは何故なのでしょうね。

イルカとかアザラシの皮で船を造ったというのは考えられませんか。縄文人はそういう造船技術を持っていたので、大陸へも貿易出来たというのは如何でしょう。

ジンギス・ハンは製鉄技術を持っていたので世界制覇を成し遂げられたと思うのですが、青銅だけではこちらの優れた石器技術に敵わなかったのかも知れませんね。
Commented by sweetmitsuki at 2009-01-26 06:40
あんつぁん
日本では田畑を耕すなど地道に汗水たらして働く人が尊敬され、鉱脈を発掘してひと山当てようなどという人は評価されなかったので「日本には資源がない」という俗説が生まれたんだと思います。

遺跡には残りませんが縄文人は造船技術もさることながら、潮の流れや星の位置を読んで舟を操る、現在私たちが科学と呼んでいる知識を身につけていたのではないでしょうか。

縄文式土器の、あの奇妙なデザインは単なる飾りではなく何かの意味をもっていたに違いありません。
縄文人は、現在の科学をもってしても解明出来ない不思議な力で国を平和に治めていて、その力は卑弥呼から天皇に受け継がれ今も続いてるのではないでしょうか。(すいませんまた妄想が入ってしまいました)
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