2010年 08月 15日 ( 1 )

プロペラ

第二次世界大戦が終わって今年で65年になりますが、最近、あちこちでこんな言葉をよく耳にします。
「日本人は戦争について語る時、食べるものがなくて大変だったという話しかしないが、もっと戦争が起きた理由について考えるべきだ。」と。
確かにそうかも知れません。そういう時代の節目に来ているのでしょうか。
もっとも、同じ事をいっていても、ある人は「日本は戦争において加害者なのに、被害者であるかのような態度でいるのはおかしい」といい、ある人は「あの戦争は自存自衛のための戦争だった」といい、そこから意見は大きく食い違って来るのですけれども。
しかし私は天邪鬼なので、敢えて時代の流れに逆らって、人とは違う話をしてみたいと思います。
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(調布飛行場に現存する掩体壕と当時格納されていた代表的な戦闘機「飛燕」。ドイツ・ダイムラーベンツ社の技術をもとに国産化した液冷エンジンを搭載し、高空能力に優れ、もしもこのエンジンを100パーセント稼働させられる資源があれば歴史は変わっていたかもしれないともいわれている陸軍の傑作機)
戦争が起きる理由はそんな単純なものじゃないと誰かに叱られたとしても、やはり私は、食料やエネルギーを自給出来ない国が、戦争に走るのだと思うのです。
最近の話でいえば、2003年3月20日に勃発したイラク戦争だって、随分と御立派な大義名分を掲げていましたが、結局のところ、アメリカが中東の石油資源を確保するための戦争だったとしか考えられません。
日本にしたって、そもそも幕末の頃、アメリカの軍艦が浦賀に侵入してきて、不平等条約を調印させられた事による損失を補填させる必要がなければ、軍艦を江華島に侵入させ、朝鮮(当時の国号)に不平等条約を押し付けなくても済んだのではないのでしょうか。
すべてがそうだったとはいいませんけれども、日本は食料とエネルギーを自給出来ないからこそ戦争に踏み切り、食料とエネルギーを自給出来ないから戦争に敗れたのですから、戦争が起きた理由と、食べるものに不自由した当時の人々の証言を切り離して考えようとする最近の風潮を、私はどうしても好きになれません。
変わりゆく現実の中、「記憶」が「記録」に置き換えられ歴史の1ページに整理されてゆくのは仕方のない事として、せめてこのくらいの抵抗を試みても、悪い事にはならないでしょう。
e0078674_13301088.jpg
(三浦半島の突端に設置されているデンマーク・ミーコン社製の風力発電装置。この2基で一般家庭の約250世帯が消費する電力量を賄える。同じプロペラなら、こっちの方が断然いい)
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by sweetmitsuki | 2010-08-15 06:16 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(6)




手作り雑貨と原チャリ放浪と雑学で綴る、実践お気楽ライフ
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