mitsukiのお気楽大作戦


手作り雑貨と原チャリ放浪と雑学で綴る、実践お気楽ライフ
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カテゴリ:東京大空襲を忘れない( 25 )


貴様と俺とは同期の桜

e0078674_20352445.jpg
これは何なのかというと、埼玉県朝霞市にある基地跡の満開の桜。
これでも、当の桜は一生懸命頑張って必死になって花を咲かせてるんです。
この場所は、昔の陸軍の基地があった場所で、たぶんこの桜も、その当時からここに植わっていたのだと思います。
それが戦争に敗けて、アメリカ軍に接収されてその後返還されたのですけど、それが国によって利用目的が定まらないまま放置されて立ち入り禁止になっているのでこのような姿を晒しているのです。
自然は自然のまま、人が手をくわえないで自然に任せていれば自然は自然と豊かになるなんてのは大ウソで、桜はニンゲンが雑草を刈ったり枝葉を剪定してやらなければ、このように蔓や蔦が枝といわず幹といわず巻きつきたいがままに巻きつき伸び、自力ではわずかな花しか咲かせられなくなってしまうのです。
e0078674_20491986.jpg桜に、苦しいとか辛いとか悲しいとか死にたいとか、そういう感情があるのかどうかはわかりませんけど、もしもそんな感情があるのなら、確実にこの桜はそう感じているでしょう。
ですが戦争が終わって70年、この桜は枯れることも死ぬことも許されず、こうして蔓と蔦にがんじがらめにされた枝葉の先からわずかに花を咲かせ、今年も生きているのです。
弱肉強食は植物の世界でも同じですから、これが自然の本来ある姿だといってしまえばそれまでですし、見たくなければ目を塞いでしまえばいいのですけども、この桜は、直視することもできなければ、目を逸らすこともできません。
弱肉強食は、世の在り方としてはあまりに酷すぎるんじゃないでしょうか。
九段下の桜は、今年も入念に手入れが施されて多くの参拝者の目を楽しませているというのに、朝霞陸軍跡地の桜は、このような残念な姿をフェンス越しに人前に晒している。
同じ桜でありながら、この扱いの違いは何なのでしょうか。
桜だけではないでしょう。
いつの間にやら勝ち組とか負け組とかいう言葉が蔓延って、大して努力もしてない奴らが運がいいというだけで甘い汁を吸ったり、一生懸命頑張ったにもかかわらず、努力が報いられてない人たちがいる。
戦後70年を機にもう一度そのことを考え直したほうがいいんじゃないんでしょうか。
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by sweetmitsuki | 2015-04-01 21:18 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(6)

特別じゃないどこにもいる普通の国会議員

まさか21世紀の日本の国会で、政権党の議員が「八紘一宇」という言葉を吐くとは思いませんでしたから、最初に聞いたときは悪い冗談かと思いましたけど、本当に本当だったので、恐ろしいのを通り越して笑けてしまいました(^▽^)。
元ヤンがBBAになると急に右が傾ったことをいうのは珍しいことじゃありませんが、こいつはそのテンプレで、虫唾が走ります。
この手のBBAのなにが嫌なのかというと「世界に誇る輝く日本の歴史。」とか自分で言い出しておいて都合の悪い話になると「似たようなこと誰でもしているのよ。」といって混ぜっ返すところ。(あれ?この歌ってこのBBAの歌じゃなかったっけ?まあいいや、どうでも。)
ですが実際、日米開戦当時の欧米列強は、本当に似たようなこと誰でもしてました。
それに八紘一宇という言葉は、親が子を慈しむように強者は弱者をいたわるべきだという意味で、その言葉自体は悪いものではありません。
ただ問題なのは、どうすれば理想世界が築けるのかよく考えもしないまま、日本は戦争をはじめてしまったこと。
更に問題なのは、欧米に対しては「人種差別撤廃」とか「多民族共存共栄」とか偉そうなこといっておきながらアジアに対しては植民地政策を継承し資本主義的搾取を続けたこと。
この2点を知らなければ、国際社会で恥をかくだけだと思うんですけど。
たぶんこのBBAは自分の発言が国際社会にどのような影響を与えるかなんて、考えてもいないのでしょう。
子役時代に得た経験を活かして、与えられたシナリオを読み上げただけなんでしょう。
売れない役者を議員にして猿芝居やらせるのがアベノミクスの実態なのです。
ただ面白いのは、BBAが安全保障ではなく税制問題に関してこの発言をしたことではないでしょうか。
資本主義というものは資本家の資産を国の軍事力で扶助するというロクでもないものですが、それでも租税によって公共福祉が賄われているのですから、貧乏人は黙って従うしかありません。
ですが近年、インターネットの発達によって資産がデジタル化され、資本家が自分の力だけで防衛できるようになろと、資本は租税回避のため地下経済化するようになりました。
資本主義の初期、工業の機械化のため手工芸を担う職人が大量に解雇されたのと同じで、今度は資本家によって不必要となった政治家や軍人が切り捨てられるようになったのです。
いわゆる「資本主義の暴走」で、近年になってイスラム過激派が物騒なことをやらかしだしたのも、同じようなことに原因があるようです。
陽は昇って沈むもの。
月は満ちて欠けるもの。
花は咲いて散るもの。
そうであるから、人は永遠に争い続けるものだというのなら、それは愚かに過ぎます。
確かに夏や冬の到来を避けることはできません。
ですが、暑さや寒さをしのぐことはできます。
四季のある風情を愉しむことはできるのです。
日本人とは本来、そのような民族だったのではないのでしょうか。
争いに勝つ力ではなく、争いを避ける知恵を持つこと、日本人が世界に誇るべきなのは、そのことではないのでしょうか。
と、こんなことをいったって、どうせあのBBAには理解できないのでしょうね。
ああ、じれったーい、じれったい。
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by sweetmitsuki | 2015-03-20 20:02 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(4)

日本を取り戻されてたまるか!

e0078674_17522870.jpg今日は高尾山の春祭りなのでいってきました。
その前に、どうにもこうにも腹立たしいことを聞きまして、自分の胸の内に収めておくのは無理なので、まあ、聞いてください。
戦争が終わって70年が過ぎ、昔のことを知ってる人が少なくなったからといって、嘘八百を並べ立てる大馬鹿野郎がおりまして、しかももその筆頭が、正当に選挙された国会における代表者たる総理大臣なのですから救いようがありません。
戦争に至るまでの経緯については、当時の国際情勢を考えれば不可避であったという意見もあり、私も全面的に否定するつもりはないのですけど、問題なのは、その過程においてどんだけバカなことをやったのかということ。
その一つが、松ヤニからガソリンを作ろうとしたこと。
太平洋戦争末期。長引く戦争で、日本は、戦闘機の燃料となるガソリンの不足に苦しみました。そこで、軍がガソリンの代わりの燃料として注目したのが、松の根からとれる松根油でした。
軍の命令で日本中の松の根が掘り返され、全国で20万キロリットルの松根油が製造されたといわれています。松根油を戦闘機の燃料にするには、工場でさらに精製する必要があったのですけど、アメリカ軍の爆撃で多くの工場はすでに破壊されていました。
パイロットを志し海軍に入隊したばかり(16歳ぐらいだったそうです)の少年兵には掘り起こした松の根の皮をはぎ、細かく砕く作業が命じられました。大人が2人がかりで運んできた大きな松の切り株を1日に2本分、処理しなければならず、毎日、手の皮がむけるまで鉈をふるわされたそうです。
e0078674_13769.jpg
(高幡不動にある、戦時中に松ヤニを採取した痕。)
当たり前の話ですが松ヤニからガソリンがつくれるはずがありません。
そんなことができれば、もう今頃エネルギー問題はとっくの昔に解消していますし、そもそも日本が戦争をする必要もありません。
今でも松根油で本当に飛行機が飛んだという夢物語を信じている人は少なくありませんが、実戦はおろか、一度の飛行実験もしていません。(詳しくはコチラ
世界に誇る日本の技術力なんて、大ウソもいいところなんですよ。
さて、高幡不動で途中下車したのち、京王線で祭が開催される高尾山へ。
e0078674_1432926.jpg
これが京王線の高尾第一トンネルと第二トンネルの間から見える、浅川大本営入口。
現在は閉鎖されていて、近づくこともできず、草木が枯れて見通しのよくなった今頃の季節に、車窓からわずかに見えるのみです。
日本は天皇をここに住まわせて、東京を火の海に変えても戦争を続けようとしていたのですよ。
明日、三月九日は東京大空襲のあった日ですが、安倍総理はどのように受け止めているのでしょうね。
e0078674_1543130.jpg
高尾山の祭は、高幡不動を出たころは降っていた雨もやみ、順調に執り行われました。
燃え盛る火焔の上を、大人も子供も裸足で歩く、山伏の荒行です。
よく見ると、普段の行いの悪そうな不心得者は、ちゃんと足の裏に火傷して苦しんでいたので、善人しか渡れないことがよくわかります。
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by sweetmitsuki | 2015-03-08 18:05 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(2)

もう何だってアリみたいな時代だからモタモタしてちゃ損だからAtoZじゃ足りなそうだからカラダで話そう。

e0078674_19334177.jpg琉球独立論
松島 泰勝著
バジリコ出版社刊
(Amazonはコチラ
ようやっと完読しました。
読み終えた時点で、私がどうして今まで「沖縄独立論」の類を毛嫌いしていたのか、もう一度説明しなければならないのですけれども、それは本書の204ページに書かれているので、そのまんま抜粋したいと思います。

琉球で行われる大規模な反基地集会には必ず善意の日本人が大挙してやってきます。しかし、彼らの大半は党派性を帯びた人々で反基地運動や反戦運動も自らが属する党勢拡大や、政治的発言力の強化に利用しているようにすぎないように見受けられます。中には、集会の最中であるにも関わらず、大人数で抜け出して観光に出かける連中もいます。信じられないかもしれなせんが、本当の話です。このような感性を、世の中では普通偽善といってます。


私は学生時代からそのような偽善者にあって嫌な思いを散々してきましたし、それに沖縄の独立問題は、沖縄の人が考えるべき問題で、わたしのようなヤマトンチューが口をはさむような問題ではないと思うのです。

ですがそのことについても、日本人として耳が痛いものが随分と載っていますので、それも抜粋したいと思います。

現在大多数の日本人は、米軍基地を抜きにして自国の安全保障を考えることを放棄してるように見受けられます。しかし、本当に日本はこれからも日米同盟という錦の御旗の下に、東アジアの中で生きていこうとするのでしょうか。また、そもそもアメリカという一国のみに依存して、安全保障システムを築くことができるのでしょうか。
よく考えれば誰にでもわかることですが、アメリカは、自国の国益しか考えてません。当たり前のことです。したがって、東アジアで紛争があったとしても、アメリカが積極介入するかどうかは、アメリカの国益を考えた結果決定されることです。日本の事情など、関係のないことです。しかも、近年アメリカの国力は目に見えて衰えていることは衆目の一致するところです。
それにも関わらず施政者を含めた大方の日本人が思考停止に陥ったかのように、日米同盟さえ存在していれば安全保障は万全であるというナイーブな幻想を未だに抱き続けているのはどうしたことでしょう。

アメリカは、チャイナに味方したほうが有益だと判断したら、平気で今までの日本との義理人情を切り捨てる、そういう国なんです。
そんな国と同盟関係を続ける必要があるんでしょうか。
もちろん、日米同盟を破棄したら、日本は自衛隊を防衛軍に昇格させるのか、それとも憲法を尊重して、本当に武装解除するのかそれは当然意見が分かれるでしょう。
ですが米軍は女子児童を強姦したり、ヘリを大学構内に突っ込ませたり、ひき逃げをして平然としている規律のとれてない組織なのです。
そんな組織は、一刻も早く日本から出ていってもらうべきでしょう、
その後、日本がどういう道を選ぶべきなのかは、日本人同士が話し合って決めるべきことなのではないのでしょうか。
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by sweetmitsuki | 2015-01-05 19:45 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(2)

安倍晋三切腹

e0078674_20231788.jpg私がブログで叱咤したせいじゃないと思うのですが、安倍晋三は今日、靖国神社を参拝しました。
まさか私のようなまったくの市井の人間の発言が国家主導者の行動力に影響を及ぼすとは思えませんが、結果としてこういう事態を招いたので、内心すっごくビビッてます。
小泉純一郎が靖国を参拝してたのは、拉致被害者を一刻も早く取り戻すために金正日とし違えようというぐらいの覚悟があったからだとも思うのですが、阿部真相のこのたびの靖国訪問は、何と意図しているのか全くわかりません。
オバマ政権の首脳の一員としてケリー国務長官とヘーゲル国防長官が靖国神社を素通りして千鳥ケ淵戦没者墓苑を参拝したことへのあてつけなのでしょうか。
ニッポンを取りもどですとか、この男の発言は」ただ単に格好いいことをいってるだけで、戦略だの勝算があるようにはとても思えません。
信仰は自由でだれがどんな人物を神格化させて崇拝していてもそれはその人の勝手なのですが、たとえばの話、今なお歌舞伎や浪曲の演目といて欠かせない『忠臣蔵』に悪玉として登場するも吉良上野介は地元では領民思いの名士だったそうですから、米沢の人の中には不愉快に思う人もいるでしょう。
だいたい、「仮名手本忠臣蔵」って、吉良が100%悪いんでしょうか。
7/3あるいは6/4ぐらいで浅野が悪いんじゃないのでしょうか。
国内の、近世の話ですらそうなのですから、それが中国大陸や太平洋諸島の人びととの軋轢なら尚更です。。
結局、忠臣蔵では大石倉之助以下47人が見事吉良の首級を打ち取り、大いに溜飲を挙げましたが、けっかとして切腹という重い処分が下りました。今回は、安倍一人が腹を切ればいいと思うのですかれども。
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靖国神社で食べた靖国そば
そばに豚肉が入ってるのをはじめて食べました。
盛り付けも、紅白カマボコとか、錦糸卵とか、もうちょっときれいに飾れなかったんでしょうか。
繰り返しますけど、安倍の靖国参拝は私のせいじゃないですよね。
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by sweetmitsuki | 2013-12-26 21:08 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(4)

死せる東条生ける猪瀬の筆を走らす

e0078674_14555376.jpg東京裁判で絞首刑に処せられた東条英機らA級戦犯の刑の執行日が天皇誕生日と重なるのは、東条英機らがそう望んだからだとどこかで聞いたような気がするのですが、今になってどこをどう探してもそのような文書は見つからず、どうやら私の聞き間違いのようです。
ちなみに巷では、GHQが天皇に対する嫌がらせのためにわざわざこの日を選んだのだという噂が蔓延っていて、5000万円で話題になったあの人も一冊本を書いています。

東條英機 処刑の日―アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」 文春文庫刊 猪瀬 直樹著

最近忙しくて本を読んでる暇がないので、この本はAmazonの最も参考になったというカスタマーレビューを読んでそれで済ませたいと思います。

東京裁判やA級戦犯についてある程度の知識がある人なら、本書のタイトルを見ただけでピンと来るはずです。例の日付の一致について書かれた本なのだろうと。
しかし、その謎が解明されるのかと期待して読むと大いに失望します。謎解きの要素はほとんどありません。著者の根拠薄弱な推測が事実であるかのように語られているだけです。
そして、日付の件は本書の本筋ではありません。本筋は昭和戦前期から占領期にかけての天皇家を中心としたわが国の歴史それ自体です。さまざまなエピソードが語られますが、この時代に関心を持つ者ならよく知っている、あるいはどこかで聞いたことがあるようなものばかりで、さしたる新味はありません。
 私は本書をノンフィクションだと思って購入したのですが、巻末の参考文献リストの後ろに小さくこう書いてあります。
《*子爵夫人に関わる記述に一部フィクションを加えてありますが、この物語はすべて事実に基づいています。》
フィクションを交えて猪瀬流に昭和史を要領良くまとめたものだと考えるべき本です。
この時代の知識がそれほどない読者にとっては、手ごろな入門書となるかもしれませんが、こんな変に根拠薄弱な陰謀論に立つものよりは、もっとまともな歴史家や著述家の手による作品の方がより好ましいでしょう。
歴史の資料だと思って買ってはいけない本でした。
by深沢明人


さすが選ばれた人だけあって簡潔にしかもわかりやすくまとめられています。
天皇誕生日とA級戦犯の処刑日が重なるのは弁護人が米国の連邦最高裁に東京裁判の不当性を訴え、それが12月20日(日本時間21日)に却下されたのを受け死刑が執行されており、GHQが裁判がこれ以上長引くのを避けるためで偶然に過ぎないというのが定説ですが、本当のところはどうなのか、私も勉強不足でわかりません。
これを期に、いま一度この時代のことを勉強し直してみたいと思います。
暇があったらの話ですけど。
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(巣鴨プリズン跡地にて)
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by sweetmitsuki | 2013-12-23 15:02 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(2)

東には東だけの正しさがある

e0078674_23395192.jpg最近忙しくて、世の中で何が起きてるのかよく見聞きしてないんですけど、安倍晋三が公の場で「靖国神社はアメリカのアーリントン国立墓地と一緒で、国のために尊い命を落とした英霊に 尊崇の念を表するのはどこの国でも当たり前のことだ。」という旨の発言をしていたみたいです。
その言葉の是非はひとまず置いといて、そう思うなら迷わず靖国へ詣でればいいのに、口だけで行動が伴わないところが根性きたないです。
それに比べ、小泉純一郎はどんなに叩かれようと非難を浴びようと首相在任中は靖国詣でを続けてましたから、あの人はアッパレです。
さて、日本の歴史も文化も何も知らない安倍晋三に代わって、私が靖国神社はアメリカのアーリントン国立墓地とは全く違う施設であるということを説明いたしましょう。
何が違うのかというと、いろいろ違い過ぎて説明が手間取ってしまいますが、いちばん違うのは、靖国神社は戦争で日本国のために殉じた人は基本的にみんな(その基準はかなり曖昧ですが)御柱になれるのに比べ、アメリカのアーリントン国立墓地は、国による厳しい審査があって殉職したか否かにかかわらず、埋葬されるに相応しいと判断されたエリート軍人しか入れないということ。
ちなみに米大統領は米軍の最高司令官ですから、本人が生前望んでいれば殉職してなくても無条件で入れるということを付け加えておきましょう。
どうしてなのかというと、それは墓地というスペースの都合上、すべての兵士の棺を納めるわけにはいかないという、現実的な問題もあるのですが、それ以上に大きく影響しているのは、彼らの信仰上の問題なのです。
ヴァルハラという言葉をご存知でしょうか。

北欧神話の世界では、勇敢に戦って死んでいった戦士は、騎士女神ヴァルキューレに導かれ、ヴァルハラと呼ばれる神殿に迎え入れられ、彼らはここで、戦いと酒宴に明け暮れて幸せに暮らすのだそうです。
神は巨人族と雌雄を決する最後の戦い「神々の黄昏(ラグナレク)」に備え、ヴァルハラに勇敢な戦士たちを集めていて、勇敢な戦士を揃えるために、神は世界に戦いの種をばらまいて歩いてさえいるのです。
ですから、世界から戦争がなくならないのは、神がそれを望んでいるからなのです。


この北欧神話がアメリカ人の精神世界にどれほどの影響を与えているのかはわかりませんが、このロジックは、世界中に戦争の種をばらまいているアメリカとまさに生き写しなのではないでしょうか。
そして巨人族とは、彼らにとっての異教徒が信奉する神のことを指しているのでしょう。
つまり彼らは、自分たちが信奉する絶対神によって他のすべての異教徒が淘汰される未来が来るという恐ろしい考えを、信仰によって刷り込まれているのです。
アメリカのアーリントン国立墓地は、こうした思想のもとに作られた施設であり、靖国神社とは似ても似つかないということがお分かり頂けましたでしょうか。
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(日本の遺骨収集団を歓迎し、靖国へ向けてシンシンダンスを奉納するパプアニューギニア・ロロアタの若者たち)

日本は大東亜戦争においてヨーロッパ列強を相手に戦争を挑んだとき「この戦争は東亜解放の戦争であり、多民族共栄共存のための戦争であり、人種差別撤廃のための戦争である。」と、国民と全世界に向けて発信したはずです。
それは侵略戦争を正当化するための詭弁に過ぎないといってしまえばそれまでですが、その大義を言葉そのままに受け止め、自ら志願して戦地に赴き、勇敢に戦って尊い命を散らした若者が数多くいたのは事実ですし、ヨーロッパ列強によって植民地支配という屈辱を受けていた国の人びとに大いなる勇気を与えたのも事実です。
それなのに、どうして今になって日本の首相がこのような発言をするのでしょうか。
安倍晋三のこの言葉は、靖国に鎮座する御柱を侮辱するものであり、この男が日本の文化も歴史も何も知らない、ただ単にアメリカに尻尾を振るだけの犬畜生であることの証左でもあります。
このような男が憲法改正を口にして、果たしてどのように憲法を変えるというのでしょうか。
アメリカの都合のいいように自衛隊が利用されるだけの憲法ができることは、火を見るより明らかではないでしょうか。
憲法改正については意見が分かれるところではありますが、この男の指揮のもとで憲法改正するべきではありません。
憲法96条は衆参両院が満場一致で採択されない限り改正できないように改正するべきです。
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by sweetmitsuki | 2013-12-11 23:37 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(6)

子供の描いた恐ろしい絵

e0078674_17485676.jpg靖国神社に行ってきました。
メモリアル・デーに行くとコスプレしてる奴がいたり、同人誌が配られていたり、コミケみたいで興味深いです。
コスプレと同人誌の発行は、時限を超えた日本人の根源的な意思表示の在り方なのかもしれません。
尖閣や竹島を巡る領土問題や、北朝鮮による拉致事件が起きると、日本も憲法改正して自衛隊を国防軍に昇格させるべきだという声が市井の人々の口からも出るようになりますけど、ちょっと待ってください。
そもそも、軍隊と自衛隊の違いって何だか知ってますか?
軍隊というのは、非常事態に出動することを前提に組織されてますから、非人道的行為など国際法によって禁止されていることを除けば、一兵卒の采配で何をやってもいいんです。
軍隊の権限行使は、原則として無制限なんです。
これに対して自衛隊は、災害出動の場合であっても、オウムのようなテロ組織が相手であっても、その権限行使は、任務を遂行するために必要最低限なものににとどめられています。
活動内容はすべて法律で決められていて、その行為は非常に制限されているんです。
このままでは、いずれ起きるであろう首都直下型地震などの大規模自然災害や、武装テロ組織とか外国の軍隊の侵略に対処できない、というのが改憲論者の言い分なのですが、これは今までの自衛隊の懸命な活動をバカにし、頭から否定するものだと私は思います。
だいたい、暴徒(と見做された市民デモ団体)に対して生殺与奪権を持つ武装集団が、本当に日本に必要だと思いますか?
憲法を改正しようという人は、軍隊が領土問題や拉致事件の解決をしてくれるものだと信じて疑わないようですけど、その銃口が原発の再稼働や秘密保護法の施行に反対する市民に向けられるかもしれないとは想像できないんでしょうか。
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遊就館に展示してあった小学二年生の描いた絵。
ロケット特攻兵器桜花に乗ったパイロットが確実に死ぬという悲壮感がまったく感じられないのに比べ、桜花のロケットが3発だとか細かいディテールは丁寧に描かれていて、明らかにこれを描かせた大人の存在が背後に感じられます。
そういう大人に育てられた子供たちが成長したら、日本はどうなってしまうんでしょうか。
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by sweetmitsuki | 2013-12-08 18:58 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(7)

まだ戦後ではない

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武蔵野市役所と三鷹市役所で東京空襲パネル展を開催していたので両方とも見に行ってきました。
3・10に前後して東京都内の各区役所、市役所では毎年このような展示を行っているのですが、いかんせんお役所なので日曜は閉まっていて今まで見ることができなかったのですけれども、今年はなんとか見ることができました。
武蔵野市には現在の都立武蔵野中央公園のあたりに中島飛行機の工場があり、三鷹市には現在の国際基督教大学の敷地内に中島飛行機の研究所があったため、B29爆撃機による空襲があり、周辺住民を含む多くの方々が犠牲となりました。
上の画像は1945年5月28日にアメリカ軍の航空機が撮影したもので、ホワイトアウトしているのが空襲によって壊滅した箇所です。
正面手前中央から左側にかけて真っ白になっているのが新宿周辺、その中で左側に一か所だけ黒く残っているところが明治神宮。
奥を横に流れているのが多摩川、当時はこのあたりは民家もまばらだったのですが、ひときわ目立って白く焼け落ちてるところが、中島飛行機の工場と研究所と調布飛行場です。
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3・10のあった東京下町と比べ、こちらは私が実際に何年も住んでいる地域なので、毎日往来していて距離感や広さがよくわかり、空襲の規模や当時の様子が頭の中でリアルに想像できます。
当時のことを聞いてわかったのですが、日本の航空隊が来寇するB29に対し迎撃していたのは最初のうちだけで、1945年2月に硫黄島が強襲されると、もう迎撃は行われなくなってしまったそうです。
本土決戦のために戦力を温存することに防衛総司令部が方針を転換したからで、ゼロ戦を内陸の安全な飛行場へと避難させたのです。
3・10で亡くなった10万人の市民を含む多くの罪のない善良な人々が戦禍に為す術もなく命を落としていったのは、日本の軍司令部が本土決戦に備えるため航空機による迎撃を出し惜しみしたからで、これでは本当に、何のために戦争をしてたのかわかりません。
日本軍の将兵が命に代えてまで護ろうとした「国」とはいったい何だったのでしょうか。
日本は絶対に戦争をしてはいけません。
他所の国のように、軍隊を持ってもいけません。
憲法改正なんて、とんでもない話です。
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by sweetmitsuki | 2013-03-06 21:52 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(2)

3・10と3・11

e0078674_19235218.jpg
東京大空襲の最大の謎といえば、B29は普通、遥か高度一万メートルの上空を飛来するのに、この時だけは高度2千メートルの超低空まで降下してきていること。
何故かというと、それだけ爆撃の命中精度を上げるためなのですが、B29が難攻不落の空の要塞と呼ばれ恐れられた所以は、当時の日本の軍備では迎撃不可能な、高度1万メートルを飛ぶからで、その距離に到達する高射砲は日本にはなく、ゼロ戦も、そのような高度では機体の性能をフルに発揮することはできなかったからです。
それでも、機銃を取り外し燃料も最小限に抑え、出来るだけ機体を軽くしたゼロ戦が、1時間以上かけてB29のいる上空まで達し、そのまま体当たりするという文字通りの決死の攻撃により数機の撃墜に成功していて、まったく為す術がなかったというわけではありませんでした。
東京大空襲のとき、侵入してきた300機以上のB29は高度2千メートルの低空を飛行してきたにもかかわらず、撃墜されたのは12機、撃破されたのは42機で、そのうち数機は整備不良や操縦ミスによる自爆でした。
いくら当時の東京の防空体制は既にガタガタだったといっても、まだ数百機のゼロ戦が国内に配備されていましたし、B29がアルミの細片をばら撒いて日本軍の電波探知機を無能にしたといっても、高度2千メートルなら、日本の旧式の高射砲でも目視で十分狙える距離です。
この時、B29の機体には焼夷弾しか積んでませんでした。焼夷弾とは畳と障子と襖でできた日本家屋を燃焼させるためだけに作られた爆弾ですから、ゼロ戦の攻撃を受けたら反撃できず、それどころか、機体に詰まった焼夷弾が誘爆して、簡単に撃墜されてしまったでしょう。
どうして日本の航空隊はまともに迎撃せず、10万人の一般市民が炎に焼かれ崩れ落ちる住宅の下敷きになって死んでいくのをただ傍観していたのでしょうか。
どうしてアメリカ軍は、まともに迎撃されたら惨敗必至の無謀な作戦を立て、それを実行に移したのでしょうか。
両者の間に、何か陰謀めいたものがあったのではないかと感じずにはいられません。
実際、東京大空襲を指揮したアメリカ人将校は、戦後裁きを受けるどころか、日本の航空自衛隊の育成に協力したとして日本政府から勲章をもらっています。
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この戦争で日本が勝つと信じていたのは一般市民だけで、軍の上層部や政治家、官僚たちは、国民に一億層玉砕を呼び掛けておきながら、自分たちだけが助かるために、秘かにアメリカとの間に何か密約を交わしていたのではないのでしょうか。
終戦後に戦犯として裁かれた者と、同じようなことをしていながら訴追を免れた者との違いは、事前にアメリカと交渉していたかどうかではなかったのでしょうか。
こうした出来事は、決して過去の話ではありません。
そして、優秀な人材に国の未来を担わせればいいという問題でもないのです。
東京にアメリカ軍の戦闘機が空爆を始めた時点で「もっと大きな空爆が起きたら大変なことになる。」と予測できなかった当時と、中越地震で原発がダメージを受けたとき「もっと大きな地震が起きたら大変なことになる。」と、予測できなかった現在は、何も変わっていないのですから。
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by sweetmitsuki | 2013-03-04 20:41 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(2)