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河出書房新社から出ている「14歳の世渡り術 」というシリーズがありまして、毎日聞いているニュースの根底にあるさまざまな問題が気になって仕方ないんだけど、誰も教えてくれず知らないまま大人になってしまうのが不安な14歳の少年少女に向けて編集してあるのですが、知らないまま大人になってしまった私のような粗忽者にもぴったしのシリーズです。
どれをとってもおいしそうな内容ばかりなのですが、「ここからここまで全部ください。」という大人買いが出来ない小心な私としては、毎回一冊づつちまちまと呼んでいます。 なにしろ「在日コリアンとのつき合い方」(井筒和幸著)「メディアのウソ、教えたる」(宮嶋茂樹著)などなど豪華執筆陣が目白押しでどれから手を付けて良いかわからないほどなのですが、雨宮処凛(あまみやかりん)著「右翼と左翼はどうちがう?」を今回は買いました。 右翼と左翼の歴史、活動、天皇や資本主義や戦争や憲法に対する基本的なスタンス、更には双方の活動家へのインタビューまで載っていて「うわ~~今まで知らないでいて損した~~。」「そ~だったんだ~~今まで知ったかぶりしていて恥ずかし~~。」という怒涛のコンテンツ。 読んでみて気になったのですが、最近、大きく右傾化した若者が急増しているのだそうです。 理由は、バブルがはじけて就職氷河期が訪れ、一生懸命勉強していい学校を出てもまともな仕事に就けず、日本人である自分に誇りが持てなくなっている事。 そして、自分たちにまったくの無意味だった受験勉強をさせられた憤りから「学校で教わった事は全部ウソだったんだ。」と頑なになってしまっているのだそうです。 そんな彼らに、右翼の街宣車が大音量で撒き散らす「戦後の民主教育は間違っていた。」「教科書が教える歴史教育は全て嘘で、戦前の日本はものすごく立派な事をした。」というアジテーションは、まるでハーメルンの笛吹き男が奏でる旋律のように、甘く陶酔的に聞こえるのでしょう。 私自身、以前つき合っていた人が突然右傾化した事があり、その時は「どうしちゃったんだろうこの人。」としか思えなかったのですが、あの時この本を読んでいたらもっと対処の仕方があったんだと思います。覆水盆に返らずですけど。
by sweetmitsuki
| 2009-05-05 20:28
| ぬくぬく引きこもり記
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Comments(8)
Tracked
from 梟通信~ホンの戯言
at 2009-05-19 21:38
タイトル : にがい歴史も知らなくちゃ 井筒和幸「民族の壁どついたる!..
映画「バッチギ!LOVE&PEACE」で在日コリアンの苦悩と青春を明るく描いた井筒監督が日本の若者に熱い思いで語る。 日本と朝鮮の歴史の中で朝鮮人がどのようにして在日コリアンとして存在するようになったのか。 彼らの生活、被差別の実態について日本人はどれほどちゃんと知っているのか。 今もあるのだろうか、かつて日本のアチコチに「朝鮮人部落」があって何となく近寄ってはいけないような雰囲気があった。 仙台にいた頃うまいホルモン焼きを食べに行ったことがある。 彼らは好き好んでそういうところに...... more
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antsuan at 2009-05-05 21:45
現代社会の活き方を教えない今の学校教育はやっぱり間違っています。その反動が何時に来るのかはわかりませんが、ナチスが台頭したのも、今の若者が右翼化するのも頷けます。しかし、愛国心があっての右翼化なのかが、今一つ気になります。
私は小さい頃から右がかっていたんで、女の子はだぁれも近寄って来ませんでした。(苦笑)
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saheizi-inokori at 2009-05-05 22:47
面白そうなシリーズですね。知ったつもりになっていることも若い人から聞かれるとちゃんと答えられません。
知っていなかったのです。
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sweetmitsuki at 2009-05-06 06:47
あんつぁん
右傾化する若者が増えている中で、最近では女の子に愛国心について熱く語れる人がモテているのだそうです。 本当かしらと思ったんですが、安保闘争華やかなりし頃は、デートの際に革命について熱く語るのが定番だったそうですからそういうもんかなぁと… 生まれる時代を間違えたかも?
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sweetmitsuki at 2009-05-06 07:02
佐平次さま
三島由紀夫はなぜ割腹自殺を図ったのか? 永田洋子はなぜあさま山荘で仲間を次々と殺したのか? 14歳がターゲットという事だけあって、難しい言葉を使わず、とてもわかりやすく解説してあります。 14歳の時に読みたかったです。
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saheizi-inokori at 2009-05-06 07:18
今で充分、14歳の時もいい本を読んでいたはず、いつの間にか血肉になって分からなくなってしまったけれど。
今また、14のときに読めばよかったと思う気持ちで読めたことが素晴らしいことだと思います。 ますます読みたくなりました。
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sweetmitsuki at 2009-05-07 07:44
昨日、井筒和幸監督の「民族の壁どついたる」購入して読み始めました。
双方に共通しているのは、現場の生の空気に触れた人が書いたものは、学者が資料を集めてしたり顔で書いたものとは濃度が全然違うという事。
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saheizi-inokori at 2009-05-19 21:38
読みましたよ.TBさせてください。
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sweetmitsuki at 2009-05-20 19:38
「差別は良くない。」って教科書通りの言葉よりも、井筒監督自身の半生の経験から出てきた「いっぺん差別される身になってみな/一回ニューヨークに住んでみたらいいですよ。日本人だからって、なんでこんな目に遭わなんらんねん!って思うことがありますよ。」っていうセリフに温かさと重みを感じました。
罵り合ったり、殴り合ったりするのは、ヒトが所詮ドーブツである限り仕方ないのでしょうけど、殺し合うのだけはもうそろそろやめに出来ないのでしょうか。
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