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前回、私がお母さんに教わった土筆料理を紹介させて頂いたところ、佐平次さんから「酢で煮て食べた」というコメントを貰い、そのような調理法もあるのかと思い試してみようとしたのですが、どんなキーワードで検索しても土筆を酢で煮るレシピが出てきません。 あらためてPCが万能の箱でないと実感。 そこで、野菜の甘酢煮のようなものではと思い、甘酢にダシを加え、煮てみました。 赤く染まると聞いていたので酢ダコのように真っ赤っ赤になるのかと期待してたのですが、しんなりしてきてもそんなには赤くなりません。 冷ませば赤くなるのかと思ったのですが、期待してたほど赤くはなりませんでした。 一晩寝かせればどうかとも思いましたが、そんなに待っていられないので食べてしまいました。 食べてみて、正直、愕然としました。 特別美味しいと思ったのではなく「ちらし寿司の具に混ぜたら良いアクセントになって美味しいかも」と、いうように、今まで春を楽しむために味わうもので、お腹を満たすためのものではないと思っていた土筆が、料理の食材として捉えられるように、私の頭の中で変化が起きたのです。 その味はといえば、土筆の味がしました。 当たり前の事ですが、他の野菜と同じ味付けだからこそわかった、他のどの野菜とも違う、土筆だけが持つ、土筆ならではのオリジナル。 興味のない人には、つまらないとしか思えないかもしれませんが、この味と食感は、土筆にしか出せないのです。 そんな事を噛みしめているうちに、私の頭の中で、ある空想が膨らんできました。 雛祭りにちらし寿司を食べる習慣がありますが、あれはお祝いの席の御馳走ではなく、もしかしたら、天候不良などで農作物の収穫が駄目だった時には自然に生えてるものを食べればいいという、縄文人の知恵を引き継ぐための儀式ではないのでしょうか。 今のちらし寿司は、お祝いの席に相応しい豪華な食材がふんだんに使われていますが、それでも脇は、筍、椎茸、蓮根、干瓢、菜の花といった、原始的な農法で栽培出来る、いわゆる縄文食で固められています。 弥生時代の農耕は、成功すれば確かに大きな収穫をもたらすのですが失敗も多く、その度に縄文時代へと退行しながら、ゆっくりと進歩していったのではないでしょうか。 それでは、果たして縄文時代に、酢はあったのでしょうか? 謎は膨らむばかりです。
by sweetmitsuki
| 2010-03-21 11:40
| 原始人ごっこ
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Comments(8)
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greenagain at 2010-03-21 13:24
興味深いお話です。酢の起源へと世界が広がっていく展開。
拝読して、旬のものをいただく、今あるものをいただくっていいなと思いました。
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saheizi-inokori at 2010-03-21 22:09
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sweetmitsuki at 2010-03-22 05:51
みどりさま
お久しぶりです。 エネルギーの源になるものは、案外足元にあるのかも知れませんね。 例え今は見つけられなくても、季節が巡って時期が来ればきっと出会えると思います。 またいつかみどりさまのブログ拝見出来る日を、楽しみにしています。
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sweetmitsuki at 2010-03-22 05:56
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saheizi-inokori at 2010-03-22 10:22
私はすぐに食べました。酢のものというよりなんとなく灰汁を抜くというくらいの気持ちでした。
箸やすめ、さっぱりしてうまかったと、、。
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antsuan at 2010-03-22 19:34
食文化については全くの素人なのですが、日本人は熱を通していないものを平気で食べる習慣から、どう考えても縄文人は保存食というものを確立していたように思います。
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sweetmitsuki at 2010-03-23 05:35
普段の料理で、灰汁抜きに酢を使う事はあまりない、と、いうか、野菜の下拵えをあまりやった事がなく、何時もパックの調理済み野菜で済ませているので、これからはそちらの実習も必要ですね。
縄文文化を理解するには、結局、体験してみるしかないと、あらためて実感です。
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sweetmitsuki at 2010-03-23 05:52
あんつぁん
日本で酢が造られるようになったのは4~5世紀ごろ、中国から酒を造る技術とともに米酢の醸造技術が伝えられたと歴史の本には書いてありますが、それはあくまで中央の話。 土器に山ブドウなどの果物を入れておき、自然の酵母が上手く働けば、それはやがて酒になり酢になるのですから、縄文人がその効用に気付かなかったとは思えないのです。 都を遠く離れた山里では、もっと以前から酢を使った保存食があったとしても、何の不思議もないと思うのです。
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