mitsukiのお気楽大作戦

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どうして日本は戦争をしたの?

以前普天間問題がニュースで取り沙汰された時、ティーンの子に
「どうして沖縄にはアメリカ軍の基地があるんですか?」
と聞かれまして
「日本が戦争に負けるまで朝鮮半島は日本の領土で、日本が戦争に負けたあと、自由な国を創ろうとする韓国と平等な国を創ろうとする北朝鮮との間で戦争になって、アメリカは韓国を支援して、物資を送るのに沖縄は地理的に都合が良くて、朝鮮戦争はまだ終わっていないから。」
と、いちおう彼女を納得させられるだけのうんちくを披露する事は出来たんですけど
「じゃあ、どうして日本はアメリカと戦争をしたんですか?」
と聞かれ、これには答えに窮してしまいました。
日本がアメリカと戦争をしたら負ける、そんな事はティーンの子にだって分かる事です。
その負けると分かっている戦争をどうしてしたのか、それは日本が愚かだったから、では答えになりません。
何故かというと、戦争を始めたのは学生時代テストで100点ばかり取っていたような人たちで、そういう人でないと国の政治に携わる事は出来なかった事、これもティーンの子は知っているので当時の施政者がバカだったからというのは答えとして乱暴過ぎると思うのです。
金儲けに目が眩んで愚かな事をしてしまった、というのも、答えとして相応しくないような気がします。
戦争の目的が最初から金儲けなら、日本はもっとずるく、卑怯に、悪賢くやったのではないでしょうか。
舟の一隻、飛行機の一機をも失うまで戦争を続けなかったと思うのです。
だからといって
「日本人には負けると分かっていても戦わなければならない目的があった。」
などとクサい事はもちろん言いませんでしたけれども。
もしそんなものがあるというのなら、その目的とは何だったのでしょうか。
朝鮮戦争を戦った北朝鮮には、共産主義国家すなわち、すべての人が平等に暮らせる理想世界の建設という、ティーンの子にでも分かる目的がありました。
それが達成出来たか出来なかったかというのは、また別の話です。
戦前の日本にも、アジアの人々が白人から搾取されない共栄圏の建設という目的はありましたが、それがどこまで具体的で現実味を帯びたものだったかは、今となっては怪しいものです。
まじめに働いてる人々が報われる社会と言っておきながら天皇陛下バンザイで皇族、宮家は特権階級という、ティーンの子を納得させるにはちょっと厳しい中途半端な内容だったのではないのでしょうか。
そんなだったので、その場はモゴモゴと難しい事を言って誤魔化してしまいましたが、そんな事ではいけなかったと今になって反省しています。
当時の日本人がどんな未来図を描いていたのか、そして、今を生きる私たち日本人がどんな未来図を描くべきなのか、私ももう大人なので、ティーンの子に聞かれたらキチンと答えられるようにしなくてはいけませんね。
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by sweetmitsuki | 2010-08-17 22:02 | 東京大空襲を忘れない | Trackback | Comments(5)
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Commented by saheizi-inokori at 2010-08-18 08:49
沖縄の人たちをも差別していた(今も)日本人がアジアの人々のことなど考えていたはずもない、それはいまも。
Commented by antsuan at 2010-08-18 10:36
>日本がアメリカと戦争をしたら負ける、そんな事はティーンの子にだって分かる事です。
わたしの祖父は欧州留学し米国回りで世界一周をしてきた国際人でしたが、戦争を肯定していましたし、負けるとは思っていなかったはずです。
マッカーサー元帥が米国議会で証言したように、あの戦争は日本にとって"自衛のため"の戦争だったのです。つまり、仕掛けてきたのは連合国なのです。
mitsukiさん、日本はアジアの人々を欧米と同じように差別したなんて思っていませんよね。佐平次さんは沖縄の人も差別していたと述べて居られますが、そういう差別は東北人も普通に受けていました。しかし、そんなのは欧米人からすれば差別でも何でもありません。
第一次世界大戦後のパリ講和会議において、牧野全権大使が「(日本人だけでなく、あらゆる民族の)人種差別撤廃」を提言したことからも明らかなように、欧米人と対等で差別の無いアジアの共栄を、日本が目差していたのは間違いありません。
Commented by antsuan at 2010-08-18 10:37
>まじめに働いてる人々が報われる社会と言っておきながら
>天皇陛下バンザイで皇族、宮家は特権階級という、ティーンの
>子を納得させるにはちょっと厳しい中途半端な内容だった
>のではないのでしょうか。
末は博士か大臣か。はたまた大将という夢もありましたよ。
世界が理想的社会として帝国主義を目差している近代という時代において、日本は庶民的に完成された国家だったといって良いと思います。

明治維新を断行したのも欧米から侵略されないためであったし、阿片戦争、アメリカ原住民の末路、ハワイ王国の滅亡を頭の好い日本人は知っていましたから、ハルノートを突きつけられたら、これはもう戦わざるを得なかったでしょう。
Commented by sweetmitsuki at 2010-08-18 18:32
佐平次さま
只今「北一輝」(渡辺京二著・ちくま学芸文庫)読んでいます。
読後に感想を書きますので読んでください。
Commented by sweetmitsuki at 2010-08-18 18:45
あんつぁん
まずは前々回保留にさせて頂いたコメレスですが、ベトナム戦争は宗主国フランスの政策によって食料やエネルギーを自給出来ない状況に陥ったベトナムで起きた戦争で、私のいう戦争が起きる理由に当てはまると思うのですが、「蛮行」という言葉を使ったのは配慮に欠けていました。訂正します。

次に戦前の日本人が戦争を覚悟してまで築こうとしていた理想世界ですが、私も勉強不足で国体=天皇制の維持という認識しかありませんでした。
これも渡辺京二氏の「北一輝」読後に今一度討論させてください。