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落語の演目に「へっつい幽霊」という噺があるのですが、ではへっついとは何なのかというと、ストーリーと関係ないので説明されない事が多く落語を聴いてもわからないとおもいます。
「へっつい幽霊」に登場するへっついのプロパティ ①ひとりでは持ち運べないけど、リヤカーあるいは天秤棒で担いで二人がかりでなら持ち運べる。 ②漆喰で出来ているので角にぶつけると壊れるけど、多少壊れても使い勝手に影響はない。 ③漆喰で出来ているので小判などのへそくりを塗り込んでおける。 たったこれだけの情報をもとに、へっついが何なのか推理出来る人がいたら大したものですが答えを申し上げますと、へっついとはご飯を炊く時に使うかまどの事です。 そこで原始人ごっこ新春バージョンとして、ご飯を炊いてみる事にしました。 ご飯を炊くために必要なもの ①ご飯を炊くお釜を用意する 原始人らしく粘土を捏ねるところから始めてもいいのですが、さすがにそれは省略して手に入るもので間に合わせました。 フタのついた(アルミホイルがあればなくても可)炊事の火に耐えられる容器なら何でもいいのですが、お米は炊くと倍くらいに膨れ上がるのでその辺を考慮して大きさを選びましょう。 今回は駅弁の釜めしの容器に使われていたお釜を使用しました。 ②かまどを作る 家にへっついがある人はそれをそのまま使ってもよいのですが、多分どこの家にもないと思うので石を積んで作ります。 上に金網を敷くとお釜が安定して調理がしやすいです。 ③燃料となる薪を調達する ホームセンターで売っていますが、探せばタダで入手出来ます。 今回は街路樹の植わっている街道沿いの歩道に落ちてた枯れ枝を拾ってきました。 火は原始人らしく切れ込みを入れた杉板と紡錘車を使って火を熾してもいいのですが、さすがにそれも省略してライターを使います。 焚き火のコツは言葉ではなかなか説明が難しいので慣れるしかないです。 小さな薪で大きな薪を焼いて炭火にしてから調理を始めるのがポイント。 フタの上から更にアルミホイルを被せたのは、気密性を高めるためと、ゴミが入らないようにするため。 強火で一気に炊くと吹きこぼれてくるので、火を弱くしてぐつぐつ煮える音がしなくなったら火を消して5分ほど蒸らせば完成です。
by sweetmitsuki
| 2012-01-05 09:28
| 原始人ごっこ
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Comments(6)
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saheizi-inokori at 2012-01-05 09:41
いい、見事なへっついって落語でいうのですが、姿が違うのでしょうねえ。
それとそんなにしょっちゅう取り替えるものかと思いますがね。 それにしてもうまそうなご飯です。焼き海苔で食いたい!
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ume
at 2012-01-05 11:16
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>粘土を捏ねるところから始めてもいいのですが、さすがにそれは省略して
紡錘車を使って火を熾してもいいのですが、さすがにそれも省略して と些細な省略はあっても、 「自家製へっついでご飯を炊く」のは「今年もsweetmitsukiは健在なり」です。かまどは小学生のころ使っていましたよ。焚付は杉の葉、薪は海で拾いました。 、蒸れるのが待ちきれずに蓋を開けて食べた炊きたて熱々のご飯と かまどには猛烈な郷愁があります。でも、自分で作ろうとは思いませんよ。面倒くさいですからね。
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sweetmitsuki at 2012-01-05 19:35
佐平次さま
郷土資料館などに展示されているへっついはとても大きくて持ち運べるものとは思えません。 想像ですが、長屋のへっついはもっとずっと小さいもので、炊くご飯の量によって大きさが違い、家族が増えたり減ったりするごとに取り換えていたんじゃないのでしょうか。 ご飯は炊き込みご飯にしようかとも思ったのですが、白飯にして正解でした。
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sweetmitsuki at 2012-01-05 19:40
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antsuan at 2012-01-05 20:41
そういえば、去年の今ごろは、三男が原始人の真似をして火起こしに挑戦していたのでした。江戸時代まではエネルギーの自給自足が当たり前だったのですから、今一度、日本人は原点に立ち返ることが必要ですね。
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sweetmitsuki at 2012-01-06 19:38
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