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mitsukiのお気楽大作戦


手作り雑貨と原チャリ放浪と雑学で綴る、実践お気楽ライフ
by sweetmitsuki
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風に揺れる銀の琴の音

風に揺れる銀の琴の音_e0078674_23134427.jpg今の季節、朝、街を走っていると道の真ん中に蹲っている人がいるので、あやうく轢きそうになります。
あれは銀杏を拾っているのですね。
銀杏なんて、買えばいいのですし、だいたい道端に落ちてるものを拾って食べる人なんて、今どきいないと思うのですけど、それとも銀杏だけは違うのでしょうか。
ああいう人は、きっと縄文人の遺伝子を受け継いでいるんじゃないかと思っていましたが、縄文遺跡から銀杏は発掘されず、また、枕草子などにも描かれてないことから古代の日本にはなく、中世(室町時代あたり?)に輸入されたものらしいです。
ゲーテが恋人に送ったラブレターの添えられた銀杏の葉は、日本から持ち帰られた種子が育ったものだといわれてますけど、そのころ、日本は鎖国してまして、銀杏ひとつとっても歴史つーのはよくわからんのです。
夏に銀杏を食べないように、銀杏というのはそれほど日持ちのするものでもないらしく、食べるなら今しかないそうです。
銀杏の食べ方はいたって簡単。
まず、銀杏のなってる木を見つけます。これは、臭いですぐわかります。
交通量の多いところは避けたほうがいいと思いますけど、たぶん車のほうで避けてくれるので大丈夫だと思います。
ですが探すなら旧街道に限り、新しい街路樹の銀杏はみんな雄株なので見つけられません。
拾った銀杏は水に漬けてひと晩ふやかし、皮(というか果肉)を剥きます。臭いがきついのと手が荒れるのでゴム手袋は必須。
良く洗ったら、天日で乾かします。ザルよりも、段ボールのほうが水気を取ってくれるのでお勧めです。
乾いたら、殻を割ります。あんまし力が強すぎると潰れてしまいますし、弱いと割れませんから力加減には要注意です。割らずに電子レンジに入れると爆発しますので更に注意が必要です。
うまく割れたら、後は塩と一緒にフライパンで炒るだけ。
拾えばタダで手に入りますけど、こんなものでも買えば200円、料理屋さんで注文すれば更にその倍以上のお値段になります。
車に轢かれるリスク、手に臭いがつくリスク、肌が荒れるリスク、割り損じて潰すリスク、炒り損じて焦がすリスクをかんがえると、高いんだか安いんだかよくわかりません。
少量なら老人病に薬効があるのでそうですけど、食べ過ぎると逆に体に悪いそうなので、その辺の加減も分かりません。
風に揺れる銀の琴の音_e0078674_0225212.jpg


by sweetmitsuki | 2014-11-25 00:22 | 原始人ごっこ | Trackback | Comments(0)
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