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東京・九段の靖国神社に行って来ました。
遊就館のガラスケースの中で眠るお友達に会うために。 1945年3月、特攻作戦のため編成された誠隊隊員は石垣基地に進出する直前、何日かを台湾の花蓮港飛行場近くに住む五十嵐トキさん宅で過ごしました。 いよいよ隊が進出するという二日前トキさんは自宅で彼らのために最後の晩餐会を開きます。 誠隊の隊員だった安原少尉の事をトキさんはこう語ります。 「他の隊員と共に元気に歌を歌ったり、当時小学校6年生だった娘の千鶴子を相手に石けりやコリント(遊具を使ったゲーム)ではしゃいだり、生きて帰れない人とはとても思えなかった。私をお母さんと呼び、千鶴子を妹のようにかわいがってくれました・・・」 少尉は特攻前夜、千鶴子ちゃんに宛てこんな手紙(遺書)を書き送っています。 澤山貰った乃手紙はみなポケットに入れて持って行きます、 乃守袋(乃人形の寝てゐる)も忘れずに連れて行きます、 コリントももう出来なくなりますが、これからは兄ちゃんは御星様の仲間になって千鶴子ちゃんが立派な人になるのを見守ってゐきます、 泣いたりなどしないで朗らかに笑って兄ちゃんが手柄を立てるのを祈って下さい、 乃父さんや乃母さんの云い付けを守って立派な人になって下さい、 さよなら ところが、トキさんの縫った着物を着、千鶴子ちゃんが送った人形を、少尉は特攻の道連れにはせず、一通の手紙と共に花蓮港へ送り返しているのです。 手紙にはこう書いてありました。 御人形よ はるばる遠くの島まで来て呉れて毎日みんなを慰めて呉れたね ありがとう 乃礼を云います 誰も居なくなったら花蓮港の御母さんの処へ帰って何時迄も可愛がって貰いなさい さよなら 彼はお人形に、何を託したのでしょうか。 日中戦争(盧溝橋事件)勃発当時、首相を務めていた近衛文麿はこの6週間前に「敗戦ハ遺憾ナカラ最早必至ナリト存候」と書いた文書を昭和天皇に上奏しています。 当時、いまさら一隻や二隻の敵艦を沈めたところで全然戦局に影響しない事ぐらい、子供でも分かっていました。 みんな、気付かないフリをしていただけです。 あの戦争は当時の国際情勢を見れば不可避だった。むしろ、正義だった。 そう考える人がいらっしゃいます。 でも、ここまで悲惨な状態になって尚、戦争を続けなければならなかった理由を、私は知りません(天皇陛下の勅命が入ったレコードを奪ってまで戦争を続けようとした人たちも靖国神社では神として祭られているのですよ)。 古来、日本では人形に穢れを背負わせて川に流す風習がありました。 ここではあべこべに、人間が冷たい海の底に沈んでいます。 (表題の川柳は特攻を目前にした学徒隊員が遺したものでコチラから引用させて戴きました。)
by sweetmitsuki
| 2007-05-03 15:06
| 東京大空襲を忘れない
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Comments(12)
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at 2007-05-03 16:48
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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saheizi-inokori at 2007-05-03 23:05
私もこの間みてきました。
あの戦争が正義だったとは思いません。不可避だったかどうかは分かりませんが。 この世界が不正義だと言うことかも知れない。
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佐平次さま
阿部さんも小泉さんも特攻兵士を無条件で讃えていますが、戦後の平和と繁栄は若者達の命が無駄に失わさせられたのを乗り越えてなし得たものであり、その死ゆえにではありませんよね。 繁栄の功績を死者に譲ることは死者への追悼であるよりは、無駄な死を強いた者の責任回避に通ずるのではないでしょうか。
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saheizi-inokori at 2007-05-04 08:46
特攻兵士を讃えることで何を言いたいのか?何か意図的な物言いには抵抗を感じます。素直に静かに若者の心を偲んで泣いていればいいのに、なんで大声で言挙げするんだろう?君たち自身がもっと純に生きることを考えろよ、と。
特に当時の権力者につながる人から賛美の声など聞きたくも無いです。
変な映画作ったどこかの知事が再選したのもそうですが、感化されてる人は結構いるようです。
5月3日の憲法記念日だったせいか全国から紺や緑のお揃いの服着たお兄ちゃんがいっぱい来ていて、お土産に晋ちゃん饅頭やアッキークッキーを買っていましたよ。
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antsuan at 2007-05-05 09:41
今もなお責任をとらない官僚もどきの政治家がどもがのうのうとしている時代です。無責任な官僚的政治家に政治を任せた結果の反省はないのでしょうか。人形に思いを託して散って行った人の気持ちをくみ取れるような議会制民主主義は三権分立がしっかりしていないと機能を果たさないと痛感するこの頃です。
あんつぁんさま
阿部さんは「国のために死ぬことを宿命づけられた特攻隊の若者たちは、敵艦にむかって何を思い、なんといって、散っていったのだろうか(中略)たしかに自分のいのちは大切なものである。しかし、ときにはそれをなげうっても守るべき価値が存在するのだ、ということを考えたことがあるだろうか。」と、自著で書いています。 愛する人を守るために個人の意思で大切な命を投げ出すというのは確かに美談ですが、政治家が国民に向って言うべき言葉ではないでしょう。 そのくせアメリカにぺこぺこ頭下げてるのを見て、本当に情けなくなりました。
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こま
at 2007-05-06 23:41
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靖国神社と遊就館のホームページ見てきました。…あれも博物館なんですね。怖い〜。キャプションひとつでこうもモノの意味が変わるものかと…おそるべき社会教育施設。日本はまだまだこういう国なんだなぁと変に納得しました。
国のために尊い犠牲となった方々が祭ってある靖国神社に参拝して、追悼の誠を捧げるのは日本人として当然の事だと考えているのは、靖国神社がどんな所なのか知らないか、知っててもその違和感に気付かない人なんでしょう。
遊就館のあの展示は死者に対する冒涜以外の何物でもありません。
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antsuan at 2007-05-07 07:29
>遊就館のあの展示は死者に対する冒涜以外の何物でもありません。
全く同感です。あれぢゃ神社とは云えないでしょうね。昭和天皇が参拝されなくなった理由は正当なものだと思いますよ。
皇室の方々もあの展示のままでは誰も参拝などなされないでしょうに。
戦死した特攻隊員には敬意を払いますが、あんな事を前途ある若者にやらせた軍幹部の連中は嫌悪すべき人物にしか思えません。
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