mitsukiのお気楽大作戦

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2008年 09月 06日 ( 1 )

雪おんな

e0078674_170590.jpgラフカディオ・ハーンの著書、「怪談」に収録されている「雪おんな」の舞台が東京・青梅にあると聞いたので行って来ました。(詳しくはコチラ
ところが、青梅市郷土博物館の学芸員さんに話を聞いてみたのですが、ハーンの邸で家政婦をしていた人の中に青梅出身者がいて、その人が自分の故郷の伝説としてこの話をした、と、いう所までは間違いないのですが、青梅のどこを探してもそんな伝説は誰も聞いた事がないというのです。
そもそも、東北や北陸の豪雪地帯ならいざ知らず、都区外とはいえ東京に雪おんながいたというのは最初からおかしいとは思っていたのですが、青梅では昔から子供を叱る時に「雪女郎に連れて行かれるよ。」と言って脅かしたり、木こりの嫁になるという話ではないものの雪女郎の話は沢山あって、青梅に雪女郎という妖怪の伝承が残されているという事だけは間違いがないようです。
これには理由がありまして、18世紀は小氷期と呼ばれる地球規模での異常気象があった時代でした。
どの位異常だったのかというと、墨田川が氷結して船が航行出来なかったとか品川で2メートルの積雪があったという記録が残っているそうです。(詳しくはコチラ
浮世絵に雪化粧した江戸の町並みが描かれていますが、あれは珍しいから描いたのではなく、e0078674_188114.jpg当時の江戸は、冬になると積雪するのが当たり前だったようです。
地球温暖化問題で産業革命以降、地球の気温は上昇し続けているというニュースをよく聞きますが、産業革命といえば小氷期の終わりに起きた出来事なので、当然と言えば当然の話です。
地球温暖化とは、人間の営みとはまったく関係のない、周期的な自然現象なのかも知れません。
関係がなくても自然や資源を大切にするのは良い事だと思うのですが、最近のエコ運動って、なんかおかしいと思いませんか?
エコにかこつけた悪徳商法に騙されてるような気がするのは私だけでしょうか。
話が雪おんなから地球温暖化に脱線してしまいましたが、脱線ついでに歴史と環境を絡めた話で面白いのがあるのでもう一つ。
大和朝廷が成立した4世紀半ば頃、奈良盆地の水位は現在の標高60メートルの所まであったそうです。(詳しくはコチラ
大和朝廷がどのようにして成立したのかについては古事記・日本書記しか資料がないのではっきりしたことは分かっていません。
古事記・日本書記とは天皇の支配を正当化するために書かれた記紀で、戦前までは歴史の教科書に史実として載っていましたが、日本が戦争に負けてからは「伝説に過ぎない」と一蹴されてしまいました。
e0078674_18262929.jpgところが、神武天皇の東征伝説を読むと、そこに登場する古代都市はすべて標高60メートル以上の所に存在しているのです。
もし、イイカゲンにこの話を書いたのなら、ついうっかり当時は水中にあった地名を出してしまったのかも知れません。
もちろん、だからといって古事記・日本書記の記述がすべて本当だとは限りません。でも、あながちデタラメではない事は確かなようです。
さて、青梅といえば1913年に琵琶湖の子鮎が放流され、成魚へと生育させることに初めて成功した鮎釣りの名所でもあります。
近くの茶店で鮎の塩焼きを頂いてまいりました。鮎には何といってもビールですが、バイクなのでビールテイスト飲料で我慢です。
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by sweetmitsuki | 2008-09-06 17:22 | おどろけー | Trackback | Comments(10)