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日本のしめなわと朝鮮のクムチュル

e0078674_17114465.jpg縄文式土器に施されている縄文は単なる飾りではなく、何かマジカルな、呪術的な意味合いがあるのではないかと以前から考えていたのですが、朝鮮にはクムチュル(禁縄)といって、キムチやコチュジャンなどの発酵食品が良い味になるように、普通の縄とは反対に左綯いの縄を巻くという風俗が今もなお残っているそうです。
他にもクムチュルは城隍壇(ソナンダン・神を祀る石塔)の周りに巻いたり、赤ちゃんが生まれた家とか、あるいはお正月や祭りの日に門戸に張ったりする、日本でいうしめなわのようなものなのだそうです。
この際、どちらに起源があるだなんてそんなヤボな事は書くつもりはありません。
それに、しめなわとクムチュルは似てるようでかなり違います。
関係のない人が立ち入らないようにロープを張るなんて事は信仰とは関係なく実務的な事として普通にやってますしね。
クムチュルは朝鮮半島の中南部で見られる風習ですが、これは稲作と大きな関係があります。
というのも、日韓併合以前は朝鮮半島の中部以南の限られた地域でしか稲作栽培は行われていなかったのです。
お米というのはどこででも育つという訳ではなく、水が豊富にあって、しかもそれを人が自由にコントロール出来るという地形でなければ育ちません。
日本にしても、お米のご飯が普通に食べられるようになったのはつい最近の事で、それまでは一般の庶民は麦飯を主食にしていました。(考証・石神井ふるさと文化館
e0078674_17493680.jpg面白いのは、日本人は信仰の対象である縄を綯ってゲイジュツ的なものを作ってしまうというところ。
画像は世田谷の奥沢神社で、他にも大蛇やムカデを作って奉納するというお祭りは全国にあり、これらは大抵、江戸時代中期頃に始められたものですけど、それでもこんな奇っ怪なものを作ってしまうあたり、やっぱし日本人には縄文の血が色濃く受け継がれているのではないのでしょうか。
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by sweetmitsuki | 2010-09-25 18:06 | 朝鮮の○○と日本の×× | Trackback | Comments(4)

ポリリズム

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え、着替えてないって。
いえその、靴はちゃんと履き替えてますし、それにこれはこの作業のために用意したツナギで、制服のようなものなのです。

人前に出るのですから、毎回着替えるのがエチケットだろうと思ってブログ開設以来ずっと着替えてましたけど、お人形が毎回着替えてるのを奇妙に感じている人は結構いるみたい。
奇妙といえば旅行とか古代史とか、私の好きなものを勝手に綴ってそこに何の脈絡もなくお人形が登場して、このブログ自体が他に似たような事やってる人が誰もいないんですけど、私、別に奇を衒おうとしてとしてこんな事やってるんじゃないんですよ。

「好きだから」で今まで続けてきたんですけど、モノというのは作り続けてると収納する場所というものが必要になってきて、それを確保するためにこうして右往左往しなくちゃくて、まぁ、趣味というものは楽しくもあれば辛くもあるものです。

ここが前回紹介出来なかった前庭で、実寸にしてみると意外と狭いのですが、それでもBBQとか水耕栽培とか、いろんな事が出来そうです。
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by sweetmitsuki | 2010-09-23 22:00 | ハンドメイド大好き | Trackback | Comments(4)

バベルの迷宮

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私の「庭」が手ぜまになってきたので増築を計画する事にしました。
この手の作業は本当に久しぶりで、どうして今までしなかったのかというと、興味がなくなったわけでもアイディアが尽きたわけでもなく、いくらお人形の家とはいえ作業を際限なく続けていくと置く場所がなくなってしまうからです。
じっさい、今までの庭だけで高さ30センチ、幅40センチとバカになりません。
そこで、なんとか小さい部品を使って奥行きのある空間を作れないかと考えてみました。
どんなものを作るのかというと、模型で説明します。(模型のための模型っていうのも変ですけど、立体を作る時は図面だけじゃワケワカになっちゃうのであると便利です)
e0078674_19143541.jpg
真ん中のサークルが今まであった庭で、その左脇に階段を作ります。
この庭はどこか地下の奥深いところにあるという設定で、地上に登っていくための道です。
e0078674_1921379.jpg
次に、サークルを箱馬で底上げし、階段を右にスライドさせます。
すると、さらに地中深くまで降りていける階段になります。
こうやって、同じパーツを組み換える事で、無限に広がる世界が作れるんじゃないかなーって思案中。
作り忘れましたが、サークルの前の空間が今回増設予定の庭。
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by sweetmitsuki | 2010-09-21 19:29 | ハンドメイド大好き | Trackback | Comments(4)

はだかの王様

例えばの話、ヅラ被ってる人がいたとして、周りの人はその事知ってるんだけど、言い立てたら気の毒だから気付かないフリしてて、そこに無邪気な子供がやって来て、「あ、この人ヅラだ。」って言ったら気まずいですよね。
アンデルセン好きな人には申し訳ないのですが、私、アンデルセン童話のどこが素晴らしいのか、まったく分からないんです。
私の事、親指姫好きそうって思う人がいるかもしれませんが、あれがいちばん嫌いです。
だって親指姫って、可愛いだけで何のとりえもないんですよ。
それだけならまだいいのですが、可愛いってだけで男を選り好みして、親切にしてくれた人(動物)を平気で使い捨てにするサイアクの女じゃないですか。
それで最後に天罰が下るっていうのなら分かるのですが、王子様GET出来ちゃうってどういう事ですか。
マッチ売りの少女は凍餓死するっていうのに、あんなワガママ女が幸せになるなんて、あのアンバランスな世界観がまったく分かりません。
マッチ売りの少女も変です。
マッチなんか売って、それで少しでも生活の足しになるんですか?それに道端で売ってるマッチなんか買う人がいるんですか?それとも往来で物乞いをする訳にはいかないから、あれは道往く人びとの同情を誘うためのパフォーマンスなんですか?
私、本当にデンマークにはマッチ売ってる少女がいるのかと思っちゃいましたよ。
え?デンマークは高福祉国家だからストリートチルドレンはいないって、あーそーですか。
アンデルセンの童話を、素晴らしいと思えないのは世界中で私だけなんでしょうか。
なんか心細くなってきました。
話をはだかの王様に戻しましょう。王様が裸でも、みんな黙ってるんだからわざわざ言い立てて事を荒立てる必要ないって思いますか。
でも、王様の新しい服とやらは、国民の税金で支払われてるんですよ。
しかもデンマークの税金って、ものすごく高いんです。
それを詐欺師に持ってかれていいんですか。
黙ってたら今度は王様、靴買うかもしれないじゃないですか。
ホラ、やっぱし黙ってちゃいけないんですよ。(あ、最初に書いてた事と矛盾してるなぁ)

日本の財政はかなり危ないらしく、本当に消費税を上げないとやってけないそうです。
でも、その前に税金の無駄使いの見直しとか、やる事があるんじゃないですか?
アンデルセン童話は嫌なら見なきゃいいだけの話ですが、消費税は嫌なら払わなくてもいいという訳にはいかないんです。
今、本当に生活苦しいんです。
次の総理大臣に誰がなるのか分かりませんけれど、お願いですから消費税上げないで下さい。
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by sweetmitsuki | 2010-09-13 18:56 | ぬくぬく引きこもり記 | Trackback | Comments(4)

何のために生まれて何をして生きるのか答えられないなんてそんなのは いやだ

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会田誠の初エッセイ「カリコリせんとや生まれけむ」(幻冬舎刊)を、お金を払って買って読みました。
わざわざお金を払ったと書いたのは私に盗癖があるからではなく、今まで会田誠の作品にお金を支払う価値はないと思っていたのですが、活字で作られたものは例外だと気づいたからです。
会田誠を知らない人のために説明しますと、私が説明するまでもなく左クリックして検索すれば分かるように「鬼畜」とか「変態」とかボロカスな評価を受けている現代美術家です。
活字以外の会田誠作品は刺激が強過ぎるので、心臓の弱い人には観賞をお薦め出来ません。
エロ・グロ・タブーに免疫のない人は特にご注意下さい。
 
こんな風に酷評しといて今さらなんですが私、会田誠のファンです。
エログロはともかく、反社会的でしかもノンポリで、真面目に生きてる人の神経を逆撫でするような行為を延々と繰り返すには膨大なエネルギーが必要で、そのエネルギーの源に惹かれてしまうのです。
会田誠とはどんな人物かというと、つまりはフランケンシュタインのような出来損ないのモンスターで、自分を出来損ないとして作った社会に復讐する事でしか、自分が生きている目的を見つける事が出来ない哀れな存在で、実は私もそういう人間なのです。
私や会田誠に限らず、現代という時代に生まれてしまった人は誰でもそういうコンプレックスを抱えているのではないのでしょうか。
本の内容ですが、今の世の中はどうなっていて、それはどうしてそうなってしまったのか、そしてどうなろうとしているのか、起こりうる最悪の可能性を回避するにはどうすればいいか、と、まぁ、そんなような事が書いてあります。
え?そんな本は読み飽きたですって。
確かに、社会学者が書いたこの手の本は沢山ありますが、自称勝ち組と豪語する美術家が、その持ち前の観察力と表現力を駆使して書いた本はかなり新鮮だと思います。

僕はたまに教えに行っている美術大学の学生に、「アーチストは同じ国や時代を一緒に生きる多くの人々の心の闇や傷こそ表現すべきだ」などど偉そうに言うことが多い。

と本文中にあるように、美術家なのに社会についてやたらと絡んでくるのはどうしてだろうと思っていたら、父親が大学で社会学を教えている教授だと本の真ん中あたりに(よく読んだら冒頭にも)書いてありました。
父親のようにはなりたくないと思って美術家になったのに、生存競争の激しい美術界で生き抜いていくための唯一無二の武器は父親から譲り受けたDNA、カエルの子はカエル、社会学者の子は社会派アーティスト、会田誠ってつくづくフランケンシュタインなんですねぇ。(本の終りのほうに「ブラックジャック」に登場するピノコのようだと書いてありましたが、もちろんそんな可愛らしいもんじゃありません)

さて、表題の「何のために生まれて何をして生きるのか答えられないなんてそんなのは いやだ」とはもちろん、やなせたかし先生の「アンパンマンのマーチ」から拝借させていただいたのですが、こういうセリフは子供が喋るもので大人は口にしません。
何故かというと大人はすでに「何かをして生きてきた」という実績があるので即答出来るからです。
私ももう子供じゃなくて大人なので、答えられなければいけないのですが、実はまだ答えられないんですよ。
だって、自分が生まれてきた目的が、こんな時代に生まれた事への復讐だなんて、そんなの悲し過ぎますもの。
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by sweetmitsuki | 2010-09-11 19:25 | ぬくぬく引きこもり記 | Trackback | Comments(2)

教科書に書いてある事だけじゃわからない

「日本は沖縄を差別している」というコメントを半月ほど前に戴きまして、即答出来なくて、あれこれ考えてはみたのですが考えがまとまりませんで、それでも何時までも保留にしたままでは失礼なので今答えられる範囲内で、私なりの意見を述べたいと思います。

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by sweetmitsuki | 2010-09-02 21:13 | Trackback | Comments(2)




手作り雑貨と原チャリ放浪と雑学で綴る、実践お気楽ライフ
by sweetmitsuki
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