最新のコメント
記事ランキング
カテゴリ
全体 史蹟で歴史のお勉強 ハンドメイド大好き お出かけドリフト 古代史でポン ぬくぬく引きこもり記 おどろけー 原始人ごっこ 怪獣工房ファントムスミス 金魚鉢の中の宇宙 朝鮮の○○と日本の×× 東京大空襲を忘れない 平成は遠くになりにけり リアルなエブリデイ 家の裏で原発が死んでる 未分類 フォロー中のブログ
二条河原落書 草仏教ブログ みどりの大冒険 あんつぁんの風の吹くまま about ・ぶん 梟通信~ホンの戯言 蝶の里通信 voir tout en... 写遊日和 ささやかな うれしいこと 2 好都合な虚構 盆の風だより3 べこちん☆ブログ ふみちゃこ部屋 続・八曜社 ライフログ
検索
タグ
地球温暖化(17)
脱原発(15) 戦争(14) 新型コロナウイルス(12) ウィズコロナ(11) 桜(10) 野草(9) 憲法改正(7) SDGs(7) 太陽光発電(7) フキノトウ(7) 令和最初の年末年始(6) 縄文時代(5) 日米同盟(5) ダイヤモンド富士(5) 家庭菜園(5) ドイツ見習えは大間違い(5) 横須賀(5) ヒガンバナ(5) WGIP(4) 以前の記事
ブログジャンル
画像一覧
|
本を読んでつまらなかったとか、読むのに費やした時間を損したとか思うことはたまにありますけど、読まなきゃ良かったと思った本はあんましありません。
創価学会 新潮新書刊 島田 裕巳著 (Amazonはコチラ) この本を読むまで、日本はもっとまともな国だと思っていたのですが、この本に書いてあることが本当なら、日本はトンデモない国ということになり、この本に書いてあることが、あながちウソだとも思えないのです。 ジニ係数という所得分配の不平等度を測る数字があり、完全に平等だと0で、1に近いほど不平等の程度が大きくなるといい、一般に、0.4を超えると暴動が起きる警戒領域といわれています。 厚生労働省の調査によれば、日本の所得格差が過去最高になっているそうで、10月11日に発表された最新(2011年)の所得再分配調査の結果では、所得格差を示す「ジニ係数」が過去最大となり、これは統計のとり方によって誤差が生じるのですが、ある国会議員は国会で「日本のジニ係数は0.5」と発表していて、それが本当なら日本はいつ暴動が起きてもおかしくないということになります。 暴動というと、おっかない人が暴れまわるぐらいの認識しかないと思いますけど、実際には銃撃戦まで行われるのですから戦争と同じです。 日本がいくら憲法で戦争放棄を謳っても、所得分配の不平等が拡大し、武装ゲリラが蜂起したら戦争は起きてしまうのです。 では、なぜ日本で暴動が起きないのかというと、社会革命を主導している学生運動家や労働組合の活動家は、所詮は大学に進学できたり、組合を組織できる規模の企業に就職している、ある程度めぐまれた人たちで、本当の意味での貧困層ではないからです。 学歴もなく、労働組織の末端部に所属し、組合にすら入ることのできない人たちはどうすればいいのでしょうか。 著者は述べています。 社会的に差別されている人間は、現行の社会秩序が崩れ、自分たちが政治的な権力を掌握することを望む。だからこそ、王仏冥合論、国立戒壇の建立という戸田城聖のアイディアは学会員の熱烈な支持を得ることに成功した。その意味で、政界進出を果たしてからの創価学会の運動は、たんに宗教の枠にとどまらず、むしろ階級闘争としての性格を持つようになった。 もし創価学会が高度成長の時代に勢力を拡大することがなかったら、日本の社会のありようも大きく変わっていたかもしれない。 政治革命というのは、ある程度の知識や学習が必要ですが、信仰はお題目を唱えていれさえいればそれでいいので 本を買うお金もなく、本を読む余裕もない生活困窮者が革命には流れず、信仰に流れていったのは必然で、そうした状況は日本社会の権力者、支配政党にとっては、むしろ好ましい状況にあったわけで、だからこそ今、公明党は連立与党として大きな顔をのさばらせているのです。 創価学会が、生活困窮者の受け皿としての役割を果たしてきたことは事実ですが、公明党が与党であるかぎり格差社会がなくならないというのも事実です。 著者は最後に述べています。 一般の人たちが、創価学会のことを毛嫌いするのは創価学会が日本の戦後社会の劇画だからではないだろうか。自分たちとまったく無縁なものであるとするならば、毛嫌いする必要もない。ただ無視していればいいはずだ。しかし、創価学会の悪口を言う人は少なくないし、創価学会や池田大作のスキャンダルに対して、決して無関心ではないのである。 池田大作に対する創価学会員の熱狂にしても、戦前の日本社会に存在した天皇崇拝と重なる部分がある。池田の師であった戸田城聖は、はっきりとその点を意識していて、だからこそ天皇の閲兵式を真似たのだ。 その意味で、創価学会という組織は、日本人の誰にとっても決して遠い組織ではない。むしろ、私たちの欲望を肥大化させたものが創価学会であるともいえるのである。 #
by sweetmitsuki
| 2014-05-10 04:13
| ぬくぬく引きこもり記
|
Trackback
|
Comments(7)
イチゴ(タキイ種苗・カレンベリー)が収穫できるようになりました。
4センチほどの大きさですが、これはもともと病害虫に強く育てやすいように作られた品種なのでこの程度が普通サイズです。 イチゴは毎年子株孫株を伸ばして増えるので、新しく苗を買わなくても増えるのですけど、それだとカレンベリーしか育たないので、もっと大きなイチゴを育てようと思ったら、今あるイチゴを全部捨てて、新しい苗を買換ええないといけません。 イチゴとはいえ実物野菜はそれなりに土が必要で、大きなプランターがないと育ちません。 水耕栽培ならもっと小さなスペースで栽培できるらしいのですが、それだと一から装備を用意しなければならず、とりあえずはこのカレンベリーで充分です。 ひとつの株から五つ程度の実しかならないので、完全に赤字なんですけどね。 それと日当たりがこれほど左右するとも思いませんでした。 東向きと南向きの窓から育てているのですが、東向きは日当たりが悪くぜんぜんダメです。 それでも、生薬を育てるのには問題なく、そちらのほうは順調に育っています。 夏、アウトドアで汗疹や虫刺されの応急処置に使います。 煎じて飲むと健康にいいらしいので今年からプランターで育てることにしました。 これも万病に効くそうで、和薬ってかなりアバウトなモノらしいです。 #
by sweetmitsuki
| 2014-05-08 06:30
| 金魚鉢の中の宇宙
|
Trackback
|
Comments(4)
GWなので秩父の三峰神社に行ってきました。
正直、たくさんの人出で賑わう場所は苦手なので避けたかったのですけど、増税で観光地の客足も遠のいてるそうですし、秩父の山奥に好きこのんでいく人もそんなにいないだろうと思って出かけたのですが大誤算。 最寄りの駅から、まるで通勤ラッシュのような大混雑でした。 私は満員電車が大嫌いです。 と、いうか、乗り方過ごし方がわかんないんですね。 まあ、それでも文庫本を読みながら過ごすこと数時間、ようやっと三峰神社まで辿り着きました。 三峰神社には、ヤマトタケルの伝説があり、ご覧のように境内にはヤマトタケルの銅像が建っています。 実はこの神社、6年ほど前に来たことがあるのですけど、旅の極意はリピートにあり、です。 さて、三峰神社といえば、三峰お犬茶屋 山麓亭の店のご主人が毎日手打ちするそばを食べないわけにはいきませんね。 シメジやシイタケなどのきのこ類がどっさり入った汁につけていただく「きのこ汁そば」は、まさに絶品。 大滝特産の中津川いもを茹でたものに、味噌ダレを絡めて炭火で焼いたいも田楽は、ジャガイモよりもしっかりとした食感です。 それとヤマメの炭火焼きもいただきました。 朱印の入った餅をGETすると、賞品として掛軸がもらえるのです。 この辺は、やっぱしGWならではの催しですね。 さて、三峰神社の境内には温泉が湧いていて、興雲閣にて入浴して禊ぎをします。 ヤマトタケルにまつわる伝説の地では、必ず金の鉱脈があり、ビジターセンターでは、糸金が展示してありました。 触れるとパワーが得られるそうで、こういうことをしているのはお年を召した人よりも、若者のほうが断然多かったです。 #
by sweetmitsuki
| 2014-05-03 21:17
| お出かけドリフト
|
Trackback
|
Comments(4)
種を蒔いたのが3月24日でその後2週間ぐらい発芽せず、4月9日にようやっと双葉が伸びてきたので、この温室、保温効果はまったくないようです。 もともと、防風対策しか考えてなかったのですが、それでも外よりは少しは成長が早いと思っていたのに、ちょっと計算外でした。 春は蒔く種が多くて、なるべく早くから種蒔きを済ませてしまいたいので、次回はヒーター内臓の保温機能も備わった温室を作ってみようと思います。 さて、ミニトマトが育ったので、次はいよいよ伝説のトマト、ポンテローザと世界一の種を蒔きます。 トマトが苦手という人は、種のある緑っぽいゼリー状の部分が駄目 、口の中に皮が残るのが駄目 、生食だと酸っぱい、青臭いという理由から嫌いなのだそうで、今のトマトは皮が薄く果肉が厚く、青臭さもほとんどなくて甘い品種のものがもてはやされていますけど、ポンテローザと世界一はそんなトマト嫌いの人が泣いて顔をしかめそうな昔のトマトです。 #
by sweetmitsuki
| 2014-04-27 14:57
| 金魚鉢の中の宇宙
|
Trackback
|
Comments(6)
なぜ八幡神社が日本で一番多いのか
幻冬舎新書刊 島田 裕巳著(Amazonはコチラ) 結論から先に申しあげますと、とても面白い内容でした。 でも、天皇は万世一系ですとか現人神ですとか、そういう根拠のないファンタジーを無邪気に信じてる人達には、むしろ不愉快な内容なんじゃないかな。 著者は世田谷区の経堂に住んでいるのですが、地元の氏神は世田谷八幡で、すぐ北には勝利八幡神社があり、下北沢には北澤八幡神社が、小田急線には代々木八幡という名の駅もあって、京王線には八幡山という駅もあり、いたるところ八幡神社だらけなんだそうです。 どうして八幡神社が、こんなにもたくさんあるのかというと、それは本書では明確には答えていないのですが、私が思うに、八幡神社がビジネスとしてのチェーン展開に成功したからなのではないのでしょうか。 八幡神とは、記紀に登場する応神天皇のことなのですけど、実は記紀には名前が出てくるだけで、何をした人なのか書いてありません。 これが実は重要な要素で、権威を誇示すると同時に出自を隠蔽することで、ナショナリズムの形成条件の「民族」という概念を無から作り上げているんです。 これがヤマトタケルのように、どこで何をしたのか明確に書かれているとこうはいきません。 どうしても事件の起きた地域に信仰が集中してしまいます。 応神天皇のように何も書いてなければ、誰もが頭の中に描いている「古き良き時代」という郷愁を共有させることができるのです。 摂社が多くてどこに本社があるのかわからないというのも、ポイント高いです。 アマテラスを祀る伊勢神宮のように、本社の存在感が卓越し過ぎていると、摂社のありがたみが薄れてしまうんです。 カリスマ店長が自ら麺を茹でている伝説のラーメン店と、全国制覇を狙っている大手チェーン店の違い、とでもいっておきましょうか。 自民党の安倍総裁が「日本を取り戻す」というスローガンを掲げていますけど、これも同じようなセオリーを抑えてているんですよね。 強い日本を作る、豊かな日本を作る、 そして日本人が日本に生まれたことに幸せを感じる、そういう日本を作るとはいいますけど、そんな日本は過去には存在せず、彼らにとって都合のいい妄想を 繰り返し映し出す鏡に過ぎないのです。 戦前の人たちは内鮮一体という虚構を本気で信じて侵略戦争をしましたから、信仰というものは侮れません。 多くの人は、祭神が誰かなど意識しないで神社をお参りしているのでしょう。 それでも、やっぱし神社には地域性というものがあって、たとえばどうして奈良公園には鹿がいるのか?沖縄にも神社はあってそれはほとんどが熊野神社なのは何故なのか?天皇以外にも現人神がいる?など、地方によって神さまに違いがあったほうが とにかく、知らなかったソースが満載の一冊。 日本人なら座して読むべし。 #
by sweetmitsuki
| 2014-04-19 20:45
| 古代史でポン
|
Trackback
|
Comments(13)
|
ファン申請 |
||