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mitsukiのお気楽大作戦


手作り雑貨と原チャリ放浪と雑学で綴る、実践お気楽ライフ
by sweetmitsuki
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私ハ誰ニ何ト云ワレヨウト自分ガ正シイト思ウ事ヲ信ジル

私ハ誰ニ何ト云ワレヨウト自分ガ正シイト思ウ事ヲ信ジル_e0078674_4172664.jpg
安倍総理の靖国参拝を、私は決して支持してるわけじゃないんですけど、去年の12月8日「一国の宰相たるもの、外国の顔色を窺って信条を曲げてはいけない。」という旨の発言をしましたし、その気持ちは今も変わってないので、靖国問題について釈明させていただきます。
お耳障りでなければ聞いてください。

まさか安倍総理が本当に靖国参拝をするとは思ってませんでしたから驚きましたけど、それ以上に驚いたことがあります。
これまで「沖縄の米軍基地県内移設はんたーい!」って叫んでた人たちが、米政府が安倍総理の靖国参拝に強く失望したという表明を聞いた途端、「安倍総理のせいで日米関係は悪化し、日本は国際社会から孤立してしまった。」といってオロオロと慌てふためいたこと。
もしも本当に米軍を沖縄から撤収させたならば日米関係が冷え込むのは当然で、そういう覚悟を反米反安保の人たちはしてこなかったんでしょうか。
むしろここは「安倍総理、米国に嫌われるようなことをしてくれてありがとう。」っていうべきなんじゃないのでしょうか。
安倍総理の靖国参拝を、中韓は小躍りして喜んでるっていいますけど、米軍が沖縄から撤収すれば、もっと喜ぶでしょうから、裸踊りでもなんでもさせてあげればいいじゃないですか。
それだけではありません。
日米関係が疎遠になれば、原子力において技術提携をしてもらえなくなりますから、日本は原発の推進を断念しなければならなくなります。
でも、それだって反米脱原発の人にしてみれば、願ったり叶ったりなんじゃないんですか。
日本が米国から嫌われて、「もう守ってあげないよ。」っていわれて米軍が日本からいなくなり、「もうエネルギー提携してあげないよ。」っていわれて原発が日本からなくなる。
それこそ、反米脱原発の人たちが待ち望んでたことなんじゃないでしょうか。
それなのに、どうして安倍総理の靖国参拝は国益を損ねたとか、安倍総理は反知性主義だとかいうんですか?

いままで反米脱原発を叫んできた人たちの多くは、本気でそんなことを考えていたんじゃなくって、いい子で優等生だとみんなから思われたくって、それだけのことで反米脱原発を唱えていただけだったんですよ。

国益だとか反知性主義だとかいいますけどね、原発を廃炉にするのにいくらかかると思ってるんですか。
デンマークやドイツなど、脱原発した国は、自然エネルギーのほうが原発よりコスト高だとしても、我々は原発に頼るべきではない。そう決断して脱原発したんですよ。
それが日本ではどうですか、国益だの、知性に反するだの、小難しい言葉を並べて、何がいいたいのかというとお金の話じゃないですか。
カネカネカネ、カネのために首相は信条を曲げるべきだ。
そんなことをいってるようじゃ、日本はいつまでたっても脱原発なんてできませんし、米軍基地も国外移設できません。
日本人は、デンマーク人やドイツ人の爪の垢でも煎じて飲むべきです。
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# by sweetmitsuki | 2014-02-21 05:00 | 家の裏で原発が死んでる | Trackback | Comments(25)

きっと終幕は大団円 拍手の合間に

ブログ仲間の佐平次さんが、文藝春秋の芥川賞発表号に掲載されている小山田浩子氏の作品「穴」が面白いというので読んでみました。
冒頭を読んで「こういう緻密な描写は優れた観察眼がないと書けないわね。」などと思っていたんですけど、中盤になって「???」になってしまいました。
というのも、作品に登場する昆虫(かなりたくさん出てきます)の描写が、観察によるものではなく作者の完全な想像によるものだからです。
私は家庭菜園をやっているので昆虫のことは少し知ってるつもりですが、たとえば蠅は、不潔な生き物に思えて本人はいたってきれい好きで、小林一茶が「やれ打つな蝿が手をすり足をする」と詠んだように常に身繕いをしているもので、冬なら話は違いますけど夏の蠅が死んだように動かないなんて、絶対にありえない話です。
それなのに、この蝿がいんちきでちゃちな作り物には見えず、むしろ自分の知ってる蝿とは違う、異界から来た得体の知れない不気味な怪物に見えてきて、そうなるとこの作品の舞台である、一見して何の変哲もないただの田舎町が、魔境のように思えてきてゾクゾクしてきました。
そして、主人公が不思議な生き物を追いかけて穴に落ちる件で義兄から「何だい、お嫁さんは不思議の国のアリスなの?」と笑われるのですが、たしかにこの作品の下敷きには「不思議の国のアリス」があり、それは間違いないんですけど、もっと何か別の、日本人なら誰でも知ってる有名な話が下敷きになってるんじゃないのかと思えてきまして、それが何かわからず、わからないから気にかかって、しばらく頁を閉じて考えてみたのですが結局わからず、最後まで読み終わってはじめて気が付きました。
この作品は「となりのトトロ」のオマージュじゃないですか。
較べれば比べるほどこの作品は最初から最後まで話の展開が「となりのトトロ」にそっくしです。
しかもそれは偶然似てしまったのではなく、意図的にわかってやってるんだと思う件があります。
作品の最後に主人公は自電車で蝉の死骸をわざと踏み潰すのですが、どうして死んでるとはいえそんな残酷なことをするのか、最初は理解できませんでした。
ですがそのように解釈すれば、彼女は子どものころ見たアニメやゲームのヒロインになってマシンを操り魔界の怪物を退治したんだ。という風に納得がいくのです。
この作品が、いわゆるパロディの類ではなく、文学作品として高く評価されたのは、作者自身の、覇気のなさというか欲のなさというか、この作品を発表して有名になろうとか金儲けがしたいとか賞を獲ろうとかいう気概がまったく感じられず、それどころか自己主張しようという気すら窺えないというところが大きいんじゃないのかと思います。
少なくとも私にはその力の抜け具合が好印象でした。
結局義兄のタカちゃんが、何者だったのかは最後まで触れられませんが、きっと、作者の胸の内には答えがちゃんと用意してあるのでしょう。

# by sweetmitsuki | 2014-02-17 20:14 | Trackback | Comments(6)

下から読んでもトマトはトマト

下から読んでもトマトはトマト_e0078674_19455616.jpg
今年からエアルームのトマトを作ろうと思いまして、去年の暮れには温室まで作ったんですけど、肝心のエアルームのトマトの種は、一般の園芸店では取り扱ってないんだそうです。
エアルームの野菜は自家採種ができるので、一度手に入れればもう種を買わなくても済むので、そんな割の合わない商売をしている小売店はどこにもないのです。
一瞬、どうしようかと戸惑いましたけど、落ち着いて考えれば簡単な話で、インタラクティブメディアで欲しいものを見つけたのなら、インタラクティブメディアで手に入れればいいのです。
野口種苗研究所(詳しくはコチラ)のオンラインショップで、無事入手することができました。
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まずはエアルームといったらポンデローザは外せないですよね。握り拳を二つ合わせたような、いびつな形ををしたトマト。
昭和を演出するアイテムとして映画やドラマに登場する、従来のトマトに比べ、トマト臭くないいトマトです。
それでも、今のトマトに比べたらものすごくトマト臭があるというのですけど、実は私このトマト食べた事がありません。
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私の知ってる昔のトマトといったら、この世界一。へたのほうは完熟しても赤くならないんですよね。

下から読んでもトマトはトマト_e0078674_20194432.jpg
耕作地に限界があって、もうこれ以上育てられないんですけど、それでも栽培にチャレンジしてみたかったのがこのアロイトマト。
タキイ種苗のF1品種、桃太郎トマトを自家採種し、5年の歳月をかけて固定種に成功したという奇跡のトマト。(詳しくはコチラ
耕作地の都合があるので、今年はここまで。
あとは春にちゃんと芽吹いてくれるのを待つだけです。

# by sweetmitsuki | 2014-02-12 20:30 | 金魚鉢の中の宇宙 | Trackback | Comments(6)

シュレーディンガーの箱

シュレーディンガーの箱_e0078674_17492855.jpg
なんだかんだいって、投票してきました。
この一票に、未来がかかってるのかと思うと、腕が重くて、足が重くて、躯体が重かったのですが、しょうがありません。
未来といえば、フランスの数学者ピエール・シモン・ド・ラプラスは、1776年、自然界のすべての事象はその過去の状態の直接の結果であり、ある瞬間の宇宙の構成要素の状態が測定できればその未来も完全に予測できると述べたそうで、それが可能な観測者を「ラプラスの悪魔」といい、20世紀の科学者は、みんなラプラスの悪魔がいるって信じていたんだそうです。
それが20世紀後半になって量子力学が進歩すると「未来は予測不可能である」という結論に達し、結局ラプラスの悪魔は実在しないということになったんだそうです。
原発は量子力学の産物なので誰も予測できませんし制御できません。
今の状況を、量子力学的に観測すると、投票箱の中で原発が、生きている状態と死んでいる状態が1:1で重なりあっていると解釈しなければならないそうです。
え、何をいってるのか理解できないですって?
大丈夫、書いてる私も理解できてませんからo(^▽^)o

# by sweetmitsuki | 2014-02-03 17:50 | 家の裏で原発が死んでる | Trackback | Comments(5)

割り箸と焚火

そういえば最近割り箸を見なくなりましたね。大手外食チェーン店では、使っているところはないんじゃないのでしょうか。
割り箸って、丸い丸太を四角い柱にするためには、当然余計な部分を削り落とさねばならず、割り箸はその削り落とした部分から作られているので、森林の乱伐採とは関係なく、むしろ林業経営者の大切な副収入源を断ち、森林をかえって荒廃させる愚挙で、割り箸を使わずにプラスチックの洗い箸を使うというのは、エコや省エネとは全く関係がなく、割り箸は冤罪なのです。
一部の飲食店では、そうした説明書きを添えて、敢えて割り箸を提供しているお店もありますけど、今じゃほとんどの店が洗い箸を使ってます。
かつて、割り箸が好まれ洗い箸が敬遠されていたのは、洗い箸は誰が使ったかわからないから不潔だ。という理由からでしたが、これには全く根拠がなく、割り箸は出荷した時点から消費者が口にするまで洗われることがなく、その途中で何が起きたのかは誰にもかわからず、今、目の前で洗った箸のほうがよっぽど清潔なのは、誰がどう考えても明らかでしょう。
つまり、洗い箸は地球にやさしい、というのはまったくのウソなのですけど、洗い箸のほうが割り箸より清潔ではあるようです。もっとも、コスト削減とかで、外国製の得体の知れないプラスチックでできた箸には、有害な物質が含まれてるかも知れませんけど。
さて、今ではそんなことする人はいませんけど、童謡に「垣根の垣根の曲がり角、焚火だ焚火だ~」とあるように、昔は焚火で暖まるというのは普通のことでした。
それが、焚火は危険で不潔だからと、いつの間にか清潔で安全な電気に取って代わられてしまいました。
ですが電気というのは、原発で作ららていて、放射能漏れを起こしたり、核廃棄物の処理ができなかったり、実は焚火よりもよっぽど危険で不潔なものなのですよ。
脱原発には市民のコンセンサスが必要不可欠で、パラダイムシフトには何十年もかかるといわれていますけど、割り箸や焚火がそうであったように、原発が消えてなくなるのに、私はそんな大した時間はかからないと思います。
割り箸と同様、それが正しいことなのかどうかは私にはわかりませんけれど。

# by sweetmitsuki | 2014-02-03 03:35 | 家の裏で原発が死んでる | Trackback | Comments(4)