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朝鮮のクッパと日本のおにぎり

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民乱の時代 秩父農民戦争と東学農民戦争
河田宏 著
原書房 刊
この本が執筆されたのが2011年のことだそうですから6年たった今、明治ブームはますます過熱しやれ教育勅語を復活させろだの憲法を明治憲法に直せだの騒々しいです。
ですが明治って本当にそんな素晴らしい時代だったのでしょうか。
日本は明治の頃農民蜂起が頻発し、その最大規模で組織的な武装蜂起だったのが秩父事件で、隣国朝鮮ではその数倍規模で東学党の乱がおきています。
こんなことを書くと「確かにそんなこともあったけど、当時は欧米列強が牙を剥いてそこまで手が回らなかったんだ。それより日本人なら祖先の偉業である明治維新を誇りに思うべきじゃないか。」といわれそうですが、グローバリズムとか新自由主義とか欧米列強が牙を剥いてるのは今も同じで、この問題は収束もしてなければ決着もついてないのです。
それと、この問題を日本と朝鮮の民族問題だとはき違えている人がいますが、それも違うと思います。
これは、真面目に働いてる大多数の人間が生活に窮しながら、僅かな人間が富を独占しているという社会の矛盾の問題なのです。
驚きなのは、まだ社会主義という概念のなかった時代に、東学党農民軍は朝鮮政府に対し、農民の自治組織である執綱所(チプカンソ)を設けることを認めさせることで和約していました。
これこそが農民革命の基礎となるものであり、村落中心の土地公有制度を実現するものでありました。(日清戦争で日本軍に潰されてしまうのですが)
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民族の問題ではないと申し上げはしましたが、同じように困窮し、同じように蜂起した農民でも、日本人と朝鮮人ではやることなすことすべて違うのでそれも驚きです。
たとえば、普段麦粥しか食べてない農民も、いざ決起すれば首謀者によって白米が配られるのですが、朝鮮人はそれを椀に盛ってスープをかけて食べるのに比べ、日本人はおにぎりにして食べます。
どうして日本人はおにぎりにするのかというと、個別の器を揃える手間を省くためと、なにより「みんなおにぎりふたつづつ。」と、食糧の分配を平等にするため。それと残りご飯を道明寺米(干し飯)にして保存しておくためなんですが、そんな理屈は抜きにして、日本人はおにぎりを食べると気分が高揚するのです。
これはもう、血のなせる業としかいいようがないのです。

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by sweetmitsuki | 2017-04-25 04:45 | 朝鮮の○○と日本の×× | Trackback | Comments(0)