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見えてる世界がすべてじゃない

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太陽光パネルや風力発電が稼働するとき、人体や自然環境に甚大な影響を及ぼす有害な電磁波が出るという話は、今でこそデマゴギーだったことがわかっていますが、当時はまことしやかに噂されていたものでした。
有害な電磁波なり物質なりが発生するのであれば、それを数値化することで出ないことが証明できますけど「景観を損ねる」というのは、人それぞれの価値観の違いなので曖昧な基準だと思います。
確かにパネルやプロペラは目立つので、それまでの景色を変えてしまうことには違いありません。
ですがそれが森林破壊につながるというのは、日本では農地を勝手に商業施設に変えることは出来ないのでこれも単なる言いがかりだと思っていたんですが、どうやら法律に抜け道があって、発電事業者は発電容量50kW以下なら電気事業法の対象にはならず、パネルの架台は建築基準法の工作物でもないので、その法律によっても規制されないのだそうです。
太陽光ビジネス業者は、森林を切り開いた土地に設置したメガソーラーを50kW以下に小分けにしてばら売りし、投資家を募ります。そうすれば法に触れないからです。
実は再エネ振興策で利益を得るのは少数の人のみで、一部地域では景観と住環境を破壊し、多くの人を不幸にしているのが現実なのです。
しかし、これは太陽光発電そのものが悪いのではなく、それを統括する行政の責任でしょう。
日本はパリ協定に批准していて2030年度までに温室効果ガスの排出を26%削減しなきゃならないのだから内輪揉めしてる場合じゃないんです。再エネの法対策を整えなきゃいけないのです。だからといって収賄やセクハラを見逃していいわけじゃないんでしょうけど。
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原発などもってのほか。火力はCO2を出すからダメ、水力はムダなダムだからダメ、風力や太陽光にも問題が大あり。ではどうすればいいのでしょう。
もしも閑静な住宅街の真ん中に、誰にもわからないように発電所を造ったらどうでしょうか。
夢かうつつかまぼろしか、そんな夢のような施設が実は川崎で既に稼働しているというので、行ってきました。
現場に到着すると、そこにはただの公園があるだけで発電所のようなものは何も見えません。
その施設の名はカッパーク鷺沼。せせらぎゾーンでは子供たちが水遊びを楽しみ、草っぱらゾーンではメダカがほぼ自然のままに泳いでいました。
これはカッパの仕業なのでしょうか。カッパの科学力による光学迷彩で、発電所が見えないように何か仕掛けがしてあるんでしょうか。
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もちろん妖怪の仕業ではなく、マイクロ水力発電という技術です。上流の長沢浄水所から自然の高低差を利用して流れてくる水道水を使って、ここ鷺沼配水池にあるタービンで発電しているのです。
その発電量は年間およそ550MWhで、浦山ダムの4%に相当します。
既にある水道設備を間借りしているので、環境破壊を伴う大規模開発をしなくて済むうえ、水道局は売電による収益があって納得、電力会社は地産地消で送電ロスがなくて納得、そして地域の住民は入浴や夕飯時など水道水をたくさん使うときに発電率が上がるので納得。
しかもCO2削減量は年間225トン。
発電所は見えなくても実績はご覧の通りなのです。


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by sweetmitsuki | 2018-04-30 17:43 | 家の裏で原発が死んでる | Trackback | Comments(2)

水は善く万物を利して争わず

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東京電力がアクアエナジー100という、水力発電100%の電気を加入者に提供するサービスを展開しているのですが、正直言って今までバカにしていました。
加入者には水力発電所内部の見学会に参加できるほか、限定ダムカードが入手できる、尾瀬の木道整備体験ができるといった特典がついているのですが、ダムカードって何?木道整備体験って、ただの肉体労働じゃん。それもただ働きどころの騒ぎではなく、加入者には通常より二割も高い電気料金を支払わされるという、とんでもないサービスなのです。
ですが昨今のダムブームを見ると、欲しくなかったダムカードが欲しくなり、食べたくなかったダムカレーが食べたくなり、読みたくなかったダムマンガが読みたくなってしまうから不思議です。
そもそも、ふた昔前まで「ダムはムダ」「税金の無駄使い」「自然破壊」といって嫌われていたはずなんじゃないでしょうか?
真実を確かめるべく、水力発電所を見学に訪れようと思っていたのですが、どこも電車とバスを乗り継ぎそこから徒歩でさらに歩くという過酷なロケーションなので、都心から30分以内でアクセス可能な狭山公園内にある村山下ダムに行ってきました。
画像にもある通り、ここには日本一美しい給水塔があってその眺めは絶品。
ですが東京都水道局が管理する水道水専用のダムで、残念ながら発電はしてません。
上ダムから下ダムへの余水吐を利用すれば、発電ぐらい出来るとと思うんですけど。
湖の周りには水道水に使われる湖の水質をよくするため貯水池林が植えられていて、自然度は抜群。オオタカやサンショウウオなどの絶滅が危ぶまれている動植物も数多く生息しているとか。
火力や原子力と違い水力発電は燃料を使わず、水の持つエネルギーだけで発電できます。
ゆえに、地球にやさしいエネルギーといわれているのです。
さあ!キミも今日からダム女子だ。ダムカードを集めフルコンプ目指そう。そしてダムカレーも完全制覇しよう。
ボクらと一緒にダム道を極めよう。

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by sweetmitsuki | 2018-04-22 22:39 | 家の裏で原発が死んでる | Trackback | Comments(4)

原発はいらない。消えてなくなればいい。

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「パリ協定」が発効され、日本は「2030年度までに、2013年度比で、温室効果ガスの排出を26%削減」することになりました。
それは別にいいのですけど、その目標の根拠の一つとなっている、2030年の電源構成の詳細を見てみると20~22%を原発で賄うことになっているのです。
原発は、原則40年で寿命なのですが、現在の原発をすべて40年稼働しても、2030年には14~15%にしかならず、つまりはパリ協定のために原発を新設することがもう決定事項として既に織り込み済みなのでしょうか。
だいたい私は最初からパリ協定には反対なのです。
温室効果ガス削減先進国として誉れ高いフランスは、電力の73%を原発で作ってるのですよ。(2016年)
2025年までに50%へ低減といっていましたけど、これも非現実的だといって発言を撤回しています。
処理するのに何万年もかかる核のゴミより、ありふれた物質であるCO2のほうが危険だとでもいいたいのでしょうか。
ヨーロッパは狂ってるとしか思えません。
かつて黒死病という恐ろしい伝染病が流行ったとき、彼の地の人は悪魔が猫を使って病を流行らせているんだと信じ、猫を片っ端から殺戮しました。
ところが、病原菌を媒介していたのは猫ではなく鼠で、天敵がいなくなった鼠はますます増え、ますます病は広がったといわれています。
科学的根拠のない温室効果ガス削減のための国際協定なんて、一方的に破棄してしまえばいいんです。
日本は国際社会から孤立してでも、脱炭素より脱原発を優先させるべきです。


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私一人がこんなことを叫んでいても仕方がないので誰かほかに解決策を見つけてくれる人がいないか探していたら、いました。小泉純一郎です。
小泉氏によれば、ソーラーシェアリングを使えば、脱原発と脱炭素を同時に行えるんだそうです。
ソーラーシェアリングというのは、今までのメガソーラーとは違って遊休地ではなく営農中の耕作地に発電所を建設するというものです。
「そんなことをして大丈夫なのか?」と、私も最初は思いましたけど、無蓋の炎天下は作物にとってもそこで作業する人にとっても過酷で、ある程度の遮蔽物があったほうが効果的なんだそうです。そこで、降り注ぐ太陽光(ソーラー)の1/3で発電をし残りの2/3を耕作に仕分ける(シェアリング)ことでエネルギーも食料も同時に生産できるのです。
日本の農地四百六十万ヘクタールすべてでソーラーシェアリングを導入すれば、原発千八百四十基分の電力をまかなえる計算となり、これで脱原発も脱炭素も一気に解決です。
それだけではありません。農家は深刻な後継者不足に悩んでいるのですが、それも売電による副収入があれば解決します。
しかもしかも、それだけではありません。誰だって遺伝子組み換えなんて気持ち悪い農作物なんて食べたくないのですが、それも価格競争に勝てないから仕方なしに安い食品を食べさせられているのですが、農家が潤えばその分農作物を適価で提供できるようになるのです。
国は国際協定に批准できる上にエネルギーも食糧も自給できて幸せ。農家は売電で稼いで後継者に安心して農地を担わせて幸せ。消費者は遺伝子組み換えでない地産地消の美味しい野菜が食べられて幸せ。
しかもさらに、それだけではありません。この技術を海外の干ばつや飢餓で喘いでる国に輸出すれば世界から貧困も格差も紛争もなくなり、みんなが平和で幸せに暮らせるようになるのです。
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(うちの太陽光発電所。二年前から既に稼働中。)
もちろん、このシステムは運用段階で様々な障壁にぶつかるでしょう。
ですがなにもしないでパリ協定を黙認していては、3・11の悲劇を再び繰り返すことを肯定したと同じ事になるのです。
黙って寝てはいられないのです。


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by sweetmitsuki | 2018-03-11 08:48 | 家の裏で原発が死んでる | Trackback | Comments(2)

私は小泉純一郎氏を支持します

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黙って寝てはいられない
扶桑社 刊
小泉 純一郎 談、 吉原 毅 編

小泉氏の脱原発は口先だけで行動を伴ってないという人がいますけど、とんでもない。
東に再稼働反対を訴える人あれば、行って講演を行い、西にソーラーシェアリングを実践する人あれば、行ってその稲の束を負い、北に原発推進派あれば、つまらないからやめろといい、南にトモダチ作戦で被ばくした米兵あれば、行ってなみだをながし、そういうものなんです。小泉氏は。
私もこの本を読むまで、トモダチ作戦を実施し東日本大震災のとき救助活動を行った空母ロナルド・レーガンの乗組員が、その後被ばくによる健康被害を起こし、7名の方が亡くなり400人を超える人が東電を相手にに訴訟をしていることを知りませんでした。
自分の不勉強が情けないやら恥ずかしいやらで、本当に不甲斐ないです。
ですが「過ちては改むるに憚ることなかれ」と論語にもあるように知ってしまった以上みて見ぬふりは出来ません。
兵士側の弁護団が3人であるのに東電の弁護士は100人。圧倒的な巨大資本の前に原告側は不利な状況ですが、日本のために尽くしてくれた人たちが苦しんでいるのに何もしなかったら「いつから日本人はそんな恩知らずになったのか」と誹られるではないですか。
小泉氏の発言をそのまま文章に起こしたものなので、読んでるうちに頭の中で自動的に小泉氏の声が再生され、今よりはずっとましだったあの時代に戻ったような気分になりました。
「日本は自然エネルギーで必ず世界のトップになれる」「やればできるは魔法の合い言葉」と、小泉節は相変わらず健在。
大きな文字で読みやすいので、1日で読めてしまう内容でありながらこのボリューム。
立ち読みでもいいですから手に取る価値ありの一冊です。
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(城南信用金庫で年始にもらったチューリップ)


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by sweetmitsuki | 2018-01-27 20:25 | 家の裏で原発が死んでる | Trackback | Comments(4)

夢のような話

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まだまだ寒い日々が続きますが蝋梅も咲き、季節は確実に春へと向かっています。
とはいえ、本格的に寒くなるのはこれからで、寒さに弱い私としては考えただけで憂鬱になってしまいます。
ですがそれももうしばらくの辛抱、二月になれば梅も咲き、三月になれば桜も咲きます。
さて、お年玉を信用金庫に預けに行ったらお汁粉と甘酒を振舞ってもらいました。
今時、こういうことをするのも城南信用金庫ぐらいになってしまいましたね。
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城南信用金庫といえば脱原発をいち早く表明してることで有名ですが、
「本当に脱原発なんてできるの?自然エネルギーは不安定だしエネルギー変換率も悪いしコストもかかるんだよ。それに節電なんて絶対に嫌だからね。」
と、頭っから脱原発を否定してる人も多いのではないのでしょうか。
ご安心を。
実は確実に脱原発できる夢のエネルギーがすでにあるのです。
それは何かというと、火力発電です。
「冗談じゃない。火力発電なんて時代遅れもいいとこ、そんなことしてたら日本は世界から孤立しちゃうよ。」
そう思った人は甘い甘い。お汁粉よりも甘酒よりも甘い。
日本の最先端の技術が駆使された今の火力発電を、ふた昔前の火力発電と一緒にされてもらっては困るのです。
コンバインドサイクル発電といって、まず普通に火力発電をします。そしてその余熱で今度は水蒸気発電をします。こうすることで今までの二倍の電気を作ることが出来るのです。
そして電気を作るために必要な永久磁石を作る技術も進歩してますから、昔に比べて三倍以上の電気を同じ燃料で作ることが出来るのです。
もちろん、排出ガスを処理する技術だって向上してますから、硫黄酸化物や煤塵は一切出しませんし、二酸化炭素を貯留することも実用段階に入ってます。
コンバインドサイクル発電の最大の強さは、費用が安く済むということ。
ですから、中規模程度の事業所なら、電気は買うより作ったほうが早いですし、お金はないけど今すぐ沢山の電気が欲しい新興国にはもってこいなのです。
そして原発を稼働させている電力会社から電気を買う人がいなくなることで原発もなくなるのです。
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城南信用金庫では晴れ着を着た職員さんが出迎えてくれました。
こういうことが廃れてしまったのは、女性だけにさせるのは性差別につながるという意見もあるので、こうして男性の職員さんも晴れ着を着ているのです。


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by sweetmitsuki | 2018-01-04 21:08 | 家の裏で原発が死んでる | Trackback | Comments(4)




手作り雑貨と原チャリ放浪と雑学で綴る、実践お気楽ライフ
by sweetmitsuki
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